fukuidayo

人と組織と、fukui's blog

32歳にして会社を辞め、小説家になることを志し、食うために起業したある男のblogです。

魔王

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魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」

なんというか、天才的な作家というのはいるものだよなぁ。

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」【パート1】


経済学と政治と戦争を、ファンタジーと男の願望をミックスさせて書くとこうなるのか。という傑作。

いつか経済学や政治をテーマにした小説を書きたいと思っていたけれど、これぐらいの完成度のものがフリーで発表されてるって、やっぱ2chって凄いなぁ。と思ったり。

正直いって、僕は読みながら何回か泣きましたよ。
なんでですかね。


ちなみに、全部一気に読みたいという人は下記のまとめサイトをどうぞ。

魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」 まとめサイト


トータル86万字って噂があるから真面目に読むとリアルに丸二日間取られるので、お気をつけください。
(というエントリを、昼休みの時間に合わせて投稿するという罠…。)

きっと近いうちに出版の話とか、ゲーム化の話とか出てくるんだろうな。
それはいいことだよね。
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結局のところ一人一人が強くなるしかない

僕は「人」「組織」という切り口で10年ばかり仕事をしてきたんだけれども、だからこそ、

政治にしても経済にしても、一人一人が考え、判断できるように強くならなければ、どれだけ良い指導者が生まれてもムダだろう。

と、どうしても考えてしまう。だからこそ、ネットで政治や経済に対して自分なりの意見を述べている人に対しては、それがどういう意見であれ、大変好感を持ってしまう。

国という存在も、企業という存在も、僕の目から見たら似通った存在で、トップがどれだけ優秀でも、その下で働く一人一人が優秀でなければ、トップが変わったとたんにその組織はダメになってしまうんですよ。僕は、このブログの場を提供してもらっているライブドアという会社が好きなんだけれども、ホリエモンというカリスマが去った後も、一人一人が卓越した技術者で自己責任で生きる人たちだったからこそ、ここにきて企業価値をまた上げ始めているんじゃないかと思う。

もちろん、組織を構成する一人一人が優秀でも、トップが無能だと、やっぱり組織は腐ってしまう。しかし、日本は民主主義の国で、どれだけ腐った集票の仕組みがあり、民意が反映されない政治の仕組みになっていたとしても、結局のところ、その腐った集票の仕組みを認めているところまで含めて民意なんではないかと思うのです。
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自己紹介
プロジェクトデザイナー。富山県在住。人と組織の問題に興味があります。小説の原稿の断片、日々感じる社会や経済に関する疑問、書評を徒然なるままに。

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