昨日、出版社の方と電子出版に関してディスカッションした。
KindleやiPadの普及によって、電子書籍が一般的なものになっていくと、出版社もそれを見越して戦略を立てなければならなくなる。
Kindleで電子出版を行えば、様々な条件はつくものの著者の印税(正確には情報配信料などの言葉を使うのが適切か)を70%まで引き上げることが可能になる。
紙の場合は、著者に入る印税は10%程度だから、この印税はまさに破壊的だ。情報の配信や複製にコストが掛からないのだから、Amazonとしては、30%の取り分でも十分儲かる。ネットの世界ではプラットフォームを抑えてしまったものが圧倒的に強い。
出版社が今まで果たしてきた役割は、発掘・編集(企画)・印刷・流通・販促だ。電子書籍の場合、印刷と流通にかかるコストはゼロになる。出版社に残る付加価値は発掘・編集(企画)・販促だけになる。
発掘・編集(企画)・販促という残された部分で付加価値を残せる存在にならなければ、出版社自体、時代に淘汰されてしまうだろう。
故にこれからの出版社に求められるスキルは、
続きを読む »
KindleやiPadの普及によって、電子書籍が一般的なものになっていくと、出版社もそれを見越して戦略を立てなければならなくなる。
Kindleで電子出版を行えば、様々な条件はつくものの著者の印税(正確には情報配信料などの言葉を使うのが適切か)を70%まで引き上げることが可能になる。
紙の場合は、著者に入る印税は10%程度だから、この印税はまさに破壊的だ。情報の配信や複製にコストが掛からないのだから、Amazonとしては、30%の取り分でも十分儲かる。ネットの世界ではプラットフォームを抑えてしまったものが圧倒的に強い。
出版社が今まで果たしてきた役割は、発掘・編集(企画)・印刷・流通・販促だ。電子書籍の場合、印刷と流通にかかるコストはゼロになる。出版社に残る付加価値は発掘・編集(企画)・販促だけになる。
発掘・編集(企画)・販促という残された部分で付加価値を残せる存在にならなければ、出版社自体、時代に淘汰されてしまうだろう。
故にこれからの出版社に求められるスキルは、
続きを読む »