さて、前回の続きを書こうと思う。
崖っぷち企業の跡を継いだ2代目は、持ち前の若さを武器に業績をトントンまで持ってくることはできるだろう。しかし、トントンに持ってくるだけでは先細りだ。時間の流れ、加齢とともに、働くことができる時間は年々短くなる。必要なことは知恵を使うことだ。
個人的な体験からくる意見で申し訳ないが、会社を立て直すだけでなく、もう一度成長軌道に載せることが出来た2代目社長の成功パターンを少し紹介したい。
1)事業ドメインを問い直す。
事業ドメインを問い直して成功した企業は数しれない。2代目社長は、業績を安定させるところまでは先代の遺産(人脈や設備など)を効果的に活用することができるが、更なる飛躍をしようと思ったときには、既存の事業に囚われていては限界がくる。新たな成長カーブを描くために、新たに事業ドメインを設定するというのは非常に効果的な方法のひとつだ。
たとえば、印刷会社がある。印刷会社というのは地域コミュニティで販売促進の中心になる傾向の強い業態だ。スーパーの折込チラシをつくる。名刺をつくる。販促用のノベルティをつくる‥。印刷会社はどこの会社にとっても営業促進のパートナーだ。
自社の事業ドメインを「印刷会社」から「企業の売上拡大のパートナー」に変えてみたらどうだろう。もしかしたら、単価を大幅に挙げることが可能になるかもしれない。「売上拡大」を実現するのであれば、印刷するだけでなく、自社でメディアを持つという発想に至るかもしれない。
いずれにせよ、要望を聞き、デザインをし、印刷する。という作業から一歩離れることで単価のアップ、新たな事業機会の獲得が出来るのではないだろうか。社員の発想も広がるし、他社との差別化もしやすくなるのではないだろうか。
自社の事業ドメインを問い直す。それは単純だが、効果のある「事業拡大の知恵」だ。
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崖っぷち企業の跡を継いだ2代目は、持ち前の若さを武器に業績をトントンまで持ってくることはできるだろう。しかし、トントンに持ってくるだけでは先細りだ。時間の流れ、加齢とともに、働くことができる時間は年々短くなる。必要なことは知恵を使うことだ。
個人的な体験からくる意見で申し訳ないが、会社を立て直すだけでなく、もう一度成長軌道に載せることが出来た2代目社長の成功パターンを少し紹介したい。
1)事業ドメインを問い直す。
事業ドメインを問い直して成功した企業は数しれない。2代目社長は、業績を安定させるところまでは先代の遺産(人脈や設備など)を効果的に活用することができるが、更なる飛躍をしようと思ったときには、既存の事業に囚われていては限界がくる。新たな成長カーブを描くために、新たに事業ドメインを設定するというのは非常に効果的な方法のひとつだ。
たとえば、印刷会社がある。印刷会社というのは地域コミュニティで販売促進の中心になる傾向の強い業態だ。スーパーの折込チラシをつくる。名刺をつくる。販促用のノベルティをつくる‥。印刷会社はどこの会社にとっても営業促進のパートナーだ。
自社の事業ドメインを「印刷会社」から「企業の売上拡大のパートナー」に変えてみたらどうだろう。もしかしたら、単価を大幅に挙げることが可能になるかもしれない。「売上拡大」を実現するのであれば、印刷するだけでなく、自社でメディアを持つという発想に至るかもしれない。
いずれにせよ、要望を聞き、デザインをし、印刷する。という作業から一歩離れることで単価のアップ、新たな事業機会の獲得が出来るのではないだろうか。社員の発想も広がるし、他社との差別化もしやすくなるのではないだろうか。
自社の事業ドメインを問い直す。それは単純だが、効果のある「事業拡大の知恵」だ。
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