はじめに
序章:市場と政府の役割
1章:市場
2章:供給
経済学素人(←つまり、僕のことです)のためのミクロ経済学、三回目は「市場」について整理します。
例によって、ネタもとは八田達夫先生のミクロ経済学です。
■企業の役割
企業は土地や機械など投入物(=input)を生産工程に投入して、産出物(=output)を生み出します。投入物には一定期間内に投入する量を変化させることが出来る可変投入物と、変化させることができない固定投入物にわけることが出きます。期間によって、何が可変投入物で何が固定投入物になるかは変化します。
■供給曲線
企業はある財・サービスに関して、個別の供給曲線を持ちます。(100円という価格で、財・サービスを20提供できる企業もあれば、50提供できる企業もある。)
企業が個々に保有する供給曲線を足し合わせると、産業全体の供給曲線となります。
企業の供給曲線が曲線になっていて、供給する量が多くになるにつれ、価格の上昇スピードが早くなるのは、限界生産力逓減の法則があるからです。
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