fukuidayo

人と組織と、fukui's blog

32歳にして会社を辞め、小説家になることを志し、食うために起業したある男のblogです。

歴史ネタ

28

三国志的人材流動論:その2

三国志三国時代の蜀という国は、初期段階こそ、関羽・張飛・趙雲・諸葛亮と人材が豊富だったけれど、建国を支えた人材が倒れていくに従って、慢性的な人材不足に陥るようになる。蜀の末期を支えた姜維や王平といった将軍たちはもともとは魏の将軍で、しかもさしたる地位を与えられていなかった。蜀で高い地位を与えられてはじめて輝くようになった人材だ。

建国初期の蜀を支えた人材は荊州という、当時の政治の中心地から南に下った地方で得られた。
ここには、多くの知識人が中央の戦乱から逃れてやってきていた。いわゆる清流派と言われる人材達だ。

中央で、曹操が「唯才」というスローガンを掲げて、能力のあるものを抜擢し、それまで大切にされてきた儒学というものを(相対的に)軽んじるようになったため、儒学の思想を大切にし、かつ能力のある人々は、中央を離れ、荊州に集ってきた。

いってみれば、曹操の思想に合わない中央の人が集う場所が荊州になっていたのだ。
劉備はこういった外部環境を利用し、漢朝復興というビジョンと天下三分の計という戦略を掲げ、人材を集め、中央から見れば未開の土地である蜀の地を落とし、建国する。

三国時代と言われるが、その実、呉と蜀を合わせた国力よりも、魏の国力は優っていたという。
広大な中国大陸ではあるが、その実、人が住み、経済を産み出すことが出来るエリアは限られている。
その大半を抑えていたのが魏だ。漢朝末期の人口記録からみれば、魏:呉:蜀の国力比は6:2:1といったところだ。魏から見れば、蜀の国力は時の王朝に背く、一反乱軍に過ぎないものだった。

魏は中央を抑え、能力主義の人材登用制度を整え、人材が集まる構造を創り上げた。
国力では圧倒的な差があったが、呉は揚子江(長江)、蜀は山々の天険に守られ、国力比以上によく国を守った。

しかし、蜀が掲げたビジョンは漢朝復興。漢朝の権威を重んじるものは、時代の流れとともに少なくなっていく。自然、「漢朝復興」の名のもとに集う人士も少なくなっていく。

本来、国力に劣る蜀に残された道は、蜀を建国した勢いを持っての電撃的な進軍だったろう。
漢中を落とし、荊州に残る関羽とともに乾坤一擲、魏を撃つ。その千載一遇のチャンスに劉備(そして、諸葛亮・法正以下幕僚達)は賭けたわけだが、呉の計略により、関羽が拠る荊州は奪われてしまう。義兄弟を殺された怒りに任せ、劉備は戦の矛先を呉に向けるわけだが、、、。続きを読む »
27

三国志的人材流動論:その1

東京出張のついでに、久しぶりに後輩と飲んだ。ブログをチェックしてくれていたようで、最近僕が取り組んでいる事業について聞かれたので、簡単に商品の特徴や市場の可能性について話した。

後輩:いや~。なんか、話を聞く前は、fukuiさんが苔とか油を扱っていると聞いて、なんというかfukuiさん流の冗談だとばかり思ってましたけど、思ったより、いや思った以上にスゴい可能性あるじゃないですか!

fukui:(それにしてもこいつは後輩のくせに相変わらず上から目線だな…)まぁ、ITとかと違って余り皆やらない分野だからね。ニッチ市場で差別化された技術があると強いよね。まぁ、ビジネスのセオリーっちゃあセオリーなんだけど。

後輩:確かにそうなんですけど、話を聞く前は、fukuiさんがついに怪しげな商品に手を出してダークサイドに落ちたものだとばかり思ってましたよ!!

fukui:(…先輩に対してもうちょっと言い方はないのかね。コイツは…)

後輩:まぁ、fukuiさんが楽しそうでなによりですよ。ところで、その事業を行っていく上での問題点とか不安点とかってあるんですかね。

続きを読む »
4

俺はまだ、強いのか?

みなさんコンニチハ!
「大切なことはみんな、マンガが教えてくれた」の著者(※)fukuiと申します。

本日ご紹介するのは、5月に発売されたバガボンド最新刊。

バガボンド(33) (モーニングKC)バガボンド(33) (モーニングKC)
著者:井上 雄彦
販売元:講談社
発売日:2010-05-27
おすすめ度:4.5
クチコミを見る


年内に完結するという噂のバガボンドですが、井上雄彦の筆は完結を前に鈍るどころか、ますます冴え渡っています。この漢(おとこ)、やはり神というしかない‥。

----

さて、個人的にバガボンドには非常に深い思い入れがあります。主人公の武蔵の成長とともに、僕も心の成長を遂げてきたといってもいいくらいです。ちと今日はその思い出をまとめてみたいと思います。

自分でも顔から火が出るくらい恥ずかしいのですが、かつての僕はいろいろなものと闘っていたように思います。ちょうど大学時代は今と同じぐらいの非常に厳しい就職氷河期でしたし、ネットバブルのただ中でもありました。

その頃は、ビジネスで成功したい!皆を見返してやりたい!という思いで頭が一杯で、それこそ脳の8割ぐらいはそんなことばかり考えていたように思います。人の痛みとか、世間に対する興味・関心よりも、とにかく自分の成功。そんな感じです。まさに、天下無双を志す武蔵のような気持ちでした。

その気持ちが変化してきたのが、社会人6年目ぐらいの時だったように思います。体を壊すぐらい働いて、周囲の人にも迷惑をかけて、得たものは、残ったものは何か。ふと、そういうことを考えるようになったのです。

自分はいつも何かと戦っている。何かを敵に見たて、そこに対して怒りをぶつけることで、自分自身の力に変える。見えない敵と必要もないのに戦っている自分がいる。そんな風に思うようになりました。

koheyそんな時に、以前見たときはなんとも思わなかったバガボンドの台詞が目に飛び込んできたのです。それは、辻風黄平(宍戸梅軒)が武蔵との戦いに敗れた後に吐く言葉。

「殺し合いの螺旋から、俺は降りる」

いろいろな解釈の仕方があると思うのですが、剣のみに生き、強さを追い求めてきた武蔵達、剣客の生き方は、現代に置き換えていうと、権力なり収入なりを追い求める生き方と似たものがあるのではないかな。とその時思ったのです。

もちろん、それは悪いことではありません。まだ見ぬ高みを目指し、己を磨く。それ自体は素晴らしいことのはずです。

しかし、見えていた位置にたどり着いてみると更に上が見えてしまう。終わりのない、螺旋。これは、何なのか。

そんな中、小次郎と武蔵に破れた黄平。自分を信頼する小さな家族が出来、家族とともに生きることを決意したことを匂わせる黄平の言葉からは、敗北したにも関わらず、今までとは異なる形の勇気と神々しさを感じます。


世界と闘い、人との差を創りだしていくことを幸せと感じていた自分に、「自分にとっての幸せとは、本当のところ何なのか」を問い直すきっかけを与えてくれた一言です。

僕はこのバガボンドで提示された問いがきっかけとなり、一度生まれ育った地元である富山に帰り、限りある時間を家族とともに過ごすことにしました。

さて、辻風黄平は小さな家族が出来たこと、そして戦いに敗れたことをきっかけに、武蔵よりも一足早く「殺し合いの螺旋」から降りることになります。しかし、武蔵は随分長い間、天下無双という亡霊と戦い、その先にあるものを探し続けます。そしてついに天下無双というものが単なる幻に過ぎないことに気付きます。

私は、これですっかり武蔵が心の成長を遂げ、この精神状態のままエンディングに向かうと思い込んでいたのですが、

まさか、その先に更なる心の成長があったとは!!
(※以下、ネタバレ含みます。)

musashi

続きを読む »
18

センゴクに学ぶ、組織の規律と情報統制

遅ればせながら、センゴク天正記8巻を読みました。
以下、ネタバレ含みますので、読んでない方はご注意ください。


センゴク天正記(8) (ヤングマガジンKC)センゴク天正記(8) (ヤングマガジンKC)
著者:宮下 英樹
販売元:講談社
発売日:2010-03-05
おすすめ度:4.5
クチコミを見る


僕は歴史オタクまでいかないまでも、歴史好きで、フィクションが含まれる歴史モノであっても結構楽しんで読むことが出来ます。

このセンゴクという漫画は結構スゴくて、もちろん戦国時代を舞台にした漫画なので、どうしても戦いのシーンが中心になるんですが、合戦のシーンのみならず、戦国時代の経済やテクノロジーの発展の描写も細かくて、あたりまえだけど、戦国時代と言うのは戦いの巧拙だけではなくて、国全体を巻き込んだサバイバルだなぁ。と改めて感じさせてくれる点で大変素晴らしい漫画だと思います。


センゴク第8巻は、マンガのオビに、

----
「信長公記」「歴代古案」「越賀雑記」
あらゆる史料から手取川合戦を多角的に検証!!
「北徴遺文」「北越軍記」「長家家譜」
そこで何があったのか?

----

とでかでかと書かれているのですが、今回のメインテーマは、織田軍(総大将:柴田勝家)と上杉謙信の激突。上杉軍がさんざんに織田軍の打ち破った、手取川の合戦がテーマです。一番の見所は、上杉謙信のすさまじさ

岩明均の名作、雪 の峠・剣の舞にも上杉謙信は出てくるのですが、

雪の峠・剣の舞 (KCデラックス)雪の峠・剣の舞 (KCデラックス)
著者:岩明 均
販売元:講談社
発売日:2001-03-21
おすすめ度:4.5
クチコミを見る

上杉謙信と言えば、当時の戦国武将にとって、カリスマだったみたいですね。

自分のことを毘沙門天の生まれ変わりだと信じていて、単騎城の間近までいって、鉄砲の弾幕に身をさらしながらゆうゆうと酒を飲みながら敵を偵察したり、と狂ったようなエピソードがわんさと出てきます。

まぁ、当時の鉄砲の射程距離と命中精度を知り尽くした上での偵察とも取れますが、やはり戦場の運を味方につけていたというのはあるのかもしれません。

戦場の運と言えば、東郷平八郎ですよね。日本海海戦の司令官に東郷は「運が良い」から選ばれたというのは有名な話ですが、(もちろん他にも国際法に詳しいとかあったのでしょうが、運はかなり多真面目に理由にされたみたいです。)実際にもの凄く強運だったらしく、日本海海戦の時に艦橋に身をさらし、周囲が砲撃される中、東郷平八郎のいる周囲だけは、最後まできれいなままだった。というのも伝説のひとつでしょう。ここらへん、艦橋に身をさらしつつ指揮をとり、その身と引換に英国を守ったネルソンに比べ、格の違いを感じさせます。(もっとも、艦砲に対する信仰と現人神とされた東郷元帥が、その後の日本軍の硬直化を招いた可能性は否めませんけどね。)

----

さて、余談が過ぎました。

続きを読む »
11

今も昔も、意見書が新しいキャリアを開く。のかなぁ?

今の日本の混迷状況を明治維新に例える人は結構多いような気がするね。
まぁ、ぼくもその例えはあながち間違いじゃないとも思う。

ただ、「龍馬伝」などを見ていると勘違いしそうになるけれど、明治維新は基本的に士族という文武に時間を割くことが出来た特権階級による革命。上士と下士の間に超えられない壁があり、その下に地下浪人がいる。地下浪人は農民以下。という表現が出てくるが、これは逆に考えると、農民や商人よりは身分が上であることが暗黙の了解であるが故に使える表現でもある。

それはともかく、気になるのは当時の身分も力も無い侍たちがどのようにして機会を得、中央に出ていったのか。という点だ。今の政治や経済の混迷状況を横目にみつつ、無力感に悩まされている人もいるだろう。僕たちはその気になれば、(程度の差こそあれ)文武に割く時間はある。しかし、どのようにその文武を活かしていけばいいのか、その道が見えているとは言い難い。僕たちは今まさに、身分も力もない侍のような状況に身をおいているのだ。

----

まぁ、歴史の専門家ではないので、大変恐縮ながらドラマをもとに考えさせて頂くと3つほど、成功に向けチャンスを得る方法はあるようだ。

  1. 専門分野で力を磨き、権威となる
  2. 私塾を開き、影響力を得る
  3. 意見書を書き、権威者に目をとめてもらう。

こんなところかな。と思う。
続きを読む »
1

関羽と張飛、伏龍と鳳雛 その2

さて、前回の続きです。

「天下三分の計」というのは、土地もなく民もいない劉備に孔明が授けた、本当に天才戦略家、孔明だからこそ描けた策なのですが、その要となる益州攻略(蜀の建国)を軍師として行ったのが、鳳雛こと龐統でした。

国もなく、民もなく髀肉之嘆をかこっていた劉備は司馬徽こと水鏡先生に会います。そして、「伏龍と鳳雛このどちらかを得れば天下も握れる。」と いう話を聞きます。伏龍はまだ池の淵で眠り、天に昇ろうとしない龍のことで、諸葛亮をさします。そして、鳳雛というのは鳳凰の雛のことで、龐統のことを指 します。まだ世に見出されていない才能がいるよ。ということを劉備に伝えているのですが、先ほどのどちらかを得れば~というのは実は創作物である三国志演義の話で、正史では「伏龍と鳳雛を手に入れれば天下を握れる。」という表現がされています。そう、「両方ゲットしなきゃだめよ」といわれているのです。三国志演義で「片方でいいよ」という変更は、架空の女性、貂蝉を生みだしたのと同じぐらい、大きな創作だったと思います。

おそらく、諸葛亮を神格化するために、このような表現をしたと思うのですが、実際は司馬徽の人物評がきわめて正しかった。なぜなら、諸葛亮は政治家であり、龐統は軍略家であったから。戦略家と戦術家といってもいい。

続きを読む »
1

関羽と張飛、伏龍と鳳雛 その1

sanguo 最近civ4の三国志modにハマっている。civ4は2006年の6月に無印を買ったわけだから、かれこれもう3年半もの間、飽きずにひとつのゲームをやり続けていることになる。(もちろん、その後BtSなどの拡張パックへ以降はしたが。)

コアとなるゲームエンジンが最高なために、アマチュアがアレンジしたmodでも、能力ゲーと化したKOEIの三国志シリーズよりもはるかに楽しめてしまうのが恐ろしい。戦略・外交の奥深さはKOEIゲームに物足りなさを感じる戦略マニアには絶対に受けるはずだ。それでいて、武将の能力もきちんと反映されていて面白い。圧倒的な兵力差があると、どれだけ優秀な将がいても蹂躙される。というバランス、それでも同じ兵力だったら、たとえテクノロジーが劣っていようとも、守るだけならなんとかなる。というバランス。どれだけあがいても呉や蜀が魏に勝てない理由がわかる。ただし、蜀は山岳地帯で。呉は揚子江という天嶮に守られて守るだけならなんとかなる。というあたりが、自然と3国鼎立の状態を生みやすく、かつてこれほどまで面白い三国志ゲームに出会えたことはなかったように思う。

三国志modに触発されて、改めて蒼天航路を読み始めたりしています。続きを読む »
18

シナリオを、描け。

センゴク(8) (ヤンマガKCスペシャル)センゴク(8) (ヤンマガKCスペシャル)
著者:宮下 英樹
販売元:講談社
発売日:2006-03-06
おすすめ度:5.0
クチコミを見る


予測と準備の重要さは…
夫婦喧嘩も国家の運営も合戦でも同じこと

常に事前に準備せよ
合戦の前に勝利を決めよ


矢を放つ槍を合わすは
事後処理に過ぎぬ




わかっておる。そろそろだと…思うたわ
織田家を潰す準備は出来ておる

(センゴク 8巻 武田法性院信玄)


毎度どうも。「人生で大切なことは全てマンガで教わった」 fukuiです。

仕事も恋愛も就職活動も、
実は戦う前に9割は勝敗が決している。

もちろん最期の1割は大事ではあるが、弾薬がなく、補給路も整っていない軍隊で、
戦いに勝つことは出来ない。

提案前に受注できるかどうかは9割方決まっている。
(訪問前に。ではない。いい提案をするための準備のための訪問は当然必要だ。)
面接は、本番前の情報収集と準備で9割決まっている。
エントリーシートだったら、書く前に有識者のチェックを得ることぐらいは最低限の行動だ。

シナリオが大事だ。
「絵」をかけるやつがデキるヤツだ。

----

昨日、知人から面白い話を聞かせてもらった。
ある国際的な企業の経営陣にプレゼンの機会をもらえそう、とのことだ。
ただ、社会を変えるぐらいのデカい絵を描いて持っていかねば話も聞いてくれないらしい。

こ、これは…。
数千万~億の仕事だな。

まぁ、そういうものだろうな。
一流は、提案する「人」と「中身」両方を見て、合理的に判断する。
一流の「絵」をかけるほどの実力が僕にあるかどうかは、ともかくとして、そういう人と話せる貴重な機会があるのであれば、そういう場に出て、自分の力を試してみたいものだ。。。と、思う。

----

営業には3種類あると思う。

1)商品を販売する営業。
2)ソリューションを販売する営業
3)ビジネスシステム(ビジネスの仕組みそのもの)を提案する営業。

当然、どれも接触からクロージング、納品まで一連のシナリオがあるわけだが、
どの世界であっても 能力の向上に伴い、1→2→3と売るものが変化してくる。

経営コンサルタントだって、下手なコンサルタントは(1)しか売れない。
(あるいは、売りの場に出させてもらえず、2~3の力がついて初めて営業の場に出ることができる。)

商社マンは3を売るのが本来の姿なのであろうが、実力がないうちは、社内に届くメールや伝票、FAXの処理をするだけの毎日(つまり(1)だ。)

どうしても、学生の間は「営業」と聞くと1をイメージしてしまうだろう。(僕もそうだった。)
もちろん1は基本だけれど、今の僕が何かを営業するとしたら3の提案にこだわりたい。

1も2も3も面白いが、1の先に2があり、2の先に3があることを知って営業の実力をつけるのと、つけないのとでは、その後の成長に大きな差が出てしまうに違いない。
17

三國志的社内コミュニケーション「キミのために、俺は俺のレッドクリフを戦う。」

2007年11月23日に書いたエントリ、僕は馬岱ですよ。
各方面から好評を頂いた(ウソ)。

ぶっちゃけ、R25の「スマートモテリーマン講座」にそのうち取り上げられると思うので、
今のうちに書いておく。俺が先に論文発表したんだぞ。と。

—-

上司や部下、親や友人に、「おまえ生意気なんだよ!」「なんかダサくね?」はたまた、「無能者!!」などと叫ぼうものなら、あなたの交友関係に深刻 な影響を及ぼすことは想像に難くない。上司にそんなことを言おうものなら、あなたのその会社での出世はないと考えていいだろう(しらんけど。)

しかし、
どうしても、
時には、
声を大にして
男には

言わねばならぬことがある。

そんなときは、人物を三國志の登場人物に例えて評価することをオススメしたい。
僕が好きな三國志の登場人物を何人かピックアップしよう。

続きを読む »
11

ビジネス上の競争を優位に進める「高機動」

明日、後輩の誘いで千葉までいって、「サバイバルゲーム」をしてくる。エアガンを持って、ゴーグルをして、定められたフィールドで旗を奪い合う。というヤツだが、遊びにいくわけではない。(たぶん、きっと。)
後輩が「サバイバルゲームを通じて真剣に戦略・戦術について学べる社会人向けの講座を創るのです!」と意気込んでいたので、まずは「講座化」の可能性があるかどうか、有志でトライすることにしたのだ。

----

さて、本題。

戦略に関しては、カヴァーする範囲が広く、オプションが多岐にわたるので、「必勝のセオリー」を導き出すのは難しい。しかし、戦術に関しては、「必勝のセオリー」が存在し、これはビジネスにも応用が利く。


続きを読む »
自己紹介
プロジェクトデザイナー。富山県在住。人と組織の問題に興味があります。小説の原稿の断片、日々感じる社会や経済に関する疑問、書評を徒然なるままに。

記事検索
最新コメント
推進中プロジェクトのご紹介

株式会社プロジェクトデザイン

ビジネスゲーム研修の開発・実施 人と組織のコンサルティング 株式会社プロジェクトデザイン

純国産品の精油、エッセンシャルオイルの製造・販売

はてなブックマーク
見た、読んだ、役立った
最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと

今すぐできる「戦略思考」の教科書
今すぐできる「戦略思考」の教科書
超一流のセールスマンが書いた「戦略の教科書」
紹介エントリ

大型商談を成約に導く「SPIN」営業術
大型商談を成約に導く「SPIN」営業術
営業/データをもとに大型商談を科学
紹介エントリ

となりの億万長者
となりの億万長者
資産形成/資産形成の原理原則がデータと共に
紹介エントリ

ラクをしないと成果は出ない
ラクをしないと成果は出ない
フツーの人のために書かれた仕事術
紹介エントリ

すごい会議
すごい会議
トップマネジメントが経営に行き詰まったときに
紹介エントリ

社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由
社長失格
転ばぬ先の杖として/成功譚以上に学ぶものは多い
紹介エントリ1

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)
ネクスト・マーケット
BOPという新たなコンセプトを世に提示したバイブル
紹介エントリ

ミクロ経済学〈1〉市場の失敗と政府の失敗への対策 (プログレッシブ経済学シリーズ)
ミクロ経済学
大人になってから経済学に興味を持った人のための入門書
紹介エントリ

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか
プロフェッショナルの条件
読むたびに新たな発見がある一冊
紹介エントリ1

教育×破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に変革する
教育×破壊的イノベーション
教育関係者に/新しい教育の形を提示
紹介エントリ1

貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
貧乏はお金持ち
雇われない生き方を模索し始めたときに
紹介エントリ

信長の洞察力 秀吉の速断力―歴史に学ぶ組織管理 (学研M文庫)

  • ライブドアブログ