fukuidayo

人と組織と、fukui's blog

32歳にして会社を辞め、小説家になることを志し、食うために起業したある男のblogです。

富山

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【18回目】富山で独立・起業セミナー 初の店舗ビジネスの登場です!

富山の会員制自習室&仕事スペース LiTa Club にて、毎月1回開催させて頂いている、

「富山で独立・起業セミナー」も来月で、ついに18回目。

徐々に参加頂く方も増え、継続は力だなぁ、ということを毎回感じております。
(前回の起業セミナーのゲストは、名前詩人 西田実氏。実施レポートはこちら) 

次回は、

日時: 2012年9月7日(金) 19:00~21:00
会場: LiTa Toyama
住所: 富山県富山市二口町1丁目7-14


にて、ゲストに美容ビジネスのコンサルタントであり、北陸でまつげエクステのサロンを経営されていらっしゃる、
廣岡伸弥氏(28歳)をお招きしてお送りします。

参加費は 一般・トライアル会員 1,000円 / LiTa Club会員 無料 となります。
 申込は下記URLよりお願いいたします。
http://argo-navi.net/mielca_learnput/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=851

hirooka
写真は廣岡氏と奥様…ではなく、弊社スタッフの美菜子女史です。


廣岡氏は、若干28歳。

現在は奥様が社長を勤められるまつげエクステサロンの役員として、経営実務全般に取り組まれるとともに、ご自身は美容系専門学校への講座提供、美容系起業のコンサルタントとして、幅広く活躍されておられます。

もともとは県外の化粧品メーカーで活躍されていた廣岡氏が、富山への帰郷を決心されたのは、

東日本大震災を期に、家族との絆の見直し

を考えられたからだそうです。

時期こそ違いますが、私、福井も、東京での職を辞し、富山に戻り起業したのは、
自分が生まれ育った土地である富山に戻り、育ててくれた家族に恩を返したい。
という思いからでした。そういう意味では廣岡さんに非常に共感いたします。

廣岡さんが本格的に事業を初められたのは、奥様がご自宅で取り組まれていた、
「まつげエクステ」の事業を、店舗を借りて本格的に展開することの相談に乗ったのがきっかけです。

そこから先は、奥様の技術力と、廣岡さんの経営能力・技術力でトントン拍子に事業は伸びていきました。

1店舗目を出してから、またたく間に2店舗、3店舗と展開され、その上専門学校との提携や、他社へのコンサルティングサービスの提供など、精力的に活躍されています。

今回の起業セミナーの見所はなんといっても、起業セミナー初の『店舗ビジネス』

という点です。

店舗ビジネスというと、どうしても初期投資がかかるというイメージがつきます。
飲食店や美容院を新規に開業すると安くて500万円。
運転資金も合わせて考えると1,000万円はかかるという印象があります。
実際に店舗ビジネスをはじめる多くの方は、金融機関等から資金を借りて始めるかたも多いです。

しかし、廣岡さんご夫妻は小資本でリスクを抑えてはじめられ、
しかも、順調に軌道にのっております。

そのヒミツはなんなのか?
それは、LiTa Clubという店舗ビジネスを展開する私にとっても非常に気になるトコロです。

事前に私が、廣岡さんにインタビューした成長のヒミツをほんのすこしだけ、公開いたします。

・店舗を借りるときは、できる限りコストを抑える。専門家の協力で結果的に安くなることも。
・ビジネスのライフサイクルを考える。これからそのエリアで伸びる事業かどうか、それが大事。
・店舗ビジネスは周囲の知人が最初の顧客、あるいは顧客の紹介者。周囲との関係の築き方が大事。
・初期段階において、一定の広告は必要。広告で来た最初の顧客をリピート利用して頂く仕組みと顧客を紹介してもらう構造を徹底的に考える。

当たり前のことばかりですが、これが結構難しいです。
接客の良さはもちろん、技術の良さも求められ、その上で、お客様がお客様を増やしてくれる仕組みを作る。
できるようで出来ないのですが、次回の起業セミナーでは、どういう細かな「お客様にお客様を呼んで頂く仕組み」を作り上げているのか、詳しく聞いてみたいとおもいます。

みなさま、お楽しみに!

さて、LiTa Clubでは、 そういうお客様がお客様を呼ぶ仕組みを作れていますかねぇ…。
いやはや、考えないといけません。(汗)
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大都市の苗床としての地方

今年の仕事の締めとして、3社合同の大納会に参加してきました。

本当は、来年のコラボ計画をびしっと作った上で飲み会に突入する予定だったのですが、皆かなりの酒豪ということもあって、17時ぐらいになるともう耐えられなくなり、「後は飲みながら‥」というホストの言葉が出たが最後、明け方3時まで続く大納会の始まりでした。

ホストのご自宅での宴会だったので、ご家族の皆様には大変迷惑をかけてしまったと反省しております。(結局、泊まってしまったし。)

しかし、その分収穫もありまして、本当にいろいろな話をしました。

皆、富山を本拠地として仕事をしているせいか、どうしても話は地域の今後が話題の中心になります。
なかでも印象的だったのが、ホストから教えてもらった大都市の苗床としての地方という考え方でした。

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地方の経済を考えるとき、どうしても避けて通れないのが大都市への人口流出の問題です。
親は莫大な投資をして子を育てます。

育てた子は、成長した後、本来はその投資された分を、自分を産み育ててくれた家族や共同体に還元する役を担うのですが、現代では多くの人が国内外の大都市に働きにでかけ、苗床としての「地方」に還元するという機能を持ちません。機能を持たないどころか、そういう考え、感覚を持たないのが現状です。

僕もまた、そういう考えや感覚を持たない大勢の若者の一人でした。

地方は地方交付税という財源を大都市から分け与えてもらうことが出来ているから、ぎりぎり生きながらえており、ある意味大都市に寄生する存在のように感じていました。

しかし、人的資本という面で見ると、逆に大都市が地方という苗床で育てられた人材をむさぼり食い、肥え太っているとも考えられるのです。

僕は、地方に与えてもらったものを還元するという感覚を持たないまま、この年まで生きてきました。
一方、地方で働く人の中には、国の予算に頼り切り、創意工夫をこらした仕事が出来ていない人や企業が存在することも確かだと思います。歪んだ寄生体質に染まってしまうと、逆に苗床としての機能も衰えてしまうと思います。

どういう形が望ましいのか、本来どうあるべきなのか、僕にはまだ明確な形はみえていませんが、自分が生まれ育った土地に対して何かを還元する。しなければならない理由がある。という気持ちは多くの地方出身者が持つべきではないかと思いました。
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小さなまちの動物園の営み

先週末は六本木農園丸の内朝大学のプロデューサー、古田秘馬さんらとともに、富山市の「まちづくり」の取り組みを視察させて頂いた。コーディネートしてくださったのは、富山市職員の中村圭勇さんだ。僕は全3日間のプログラムの半分ほどにしか参加できなかったけれど、いくつも大きな発見があり、とても素晴らしい内容だった。

その中でも特に感銘を受けたのが、富山市ファミリーパークの山本茂園長の話。

確かに「まちづくり」の話ではあったのだが、山本氏の一連の話はビジョンある経営者の話という印象を強く受け、感動した。

お話を聞く中でうけた感動をどれだけ表現できるかはわからないけれど、忘れないうちに記録に残しておこうと思う。

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零細農業法人 アグリ-fukui

天気のいい休みの日はなんとなく農作業がしたくなるものですが、今日はあまりにも晴天に恵まれたので、一念発起、20年来放ったらかしにしてきた、(かつては畑だった)荒地を開墾することにしました。

実は荒地から開墾するのって初めての経験。兼業で農業やってる叔父さんに相談してみると、「荒地から開墾は無理。悪いこと言わないからやめておいたほうがいい。」という貴重なアドバイスももらったのですが、最近買った家庭菜園の本にインスパイアされて、農地に適していない庭でも有機栽培で結構なんでも出来るワケだから、意外となんとかなるんじゃないか。と思った次第です。


toolsと、言うわけで、道具をセット。

  • スコップ(土を掘り返すのに利用する)
  • 備中ぐわ(三又になっているくわ。掘り返した土を荒く耕すのに使う)
  • くわ(更に丹念に耕す)
  • 消石灰(酸性土壌を中和する。土に混ぜて使う。)
  • 鶏ふん(野菜の三大栄養素のうちのふたつ、リン酸とカリウムに富んだ肥やし。熟成させてあるからニオイはないとはいえ、やっぱり臭い‥)

以上を一輪車に載せて畑へGO!

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となりの起業家と、爆発したい俺。


1ヶ月ほど前から、週に1度のペースでミーティングのようなものをしている友人がいます。
彼は、実現したいビジネスがあって、今はその準備をしているみたいなんですね。そういう意味では彼は半ばフリーターのような立場です。明るい笑顔の気持ちのいい若者です。

ミーティングの本題と、彼の「ビジネスの準備」は直接関係がないので、これまで真剣にどういうことをやっているのか聞いていなかったのですが、つい先日話を聞いてびっくりしました。ちょっと話は前後しますが、ミーティングの合間にほんの数分だけ話す彼との会話をはじめた会った頃からさかのぼってご紹介したいと思います。

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■1ヶ月前

僕:「○○さんは、今どんなビジネスにに取り組んでいるんですか?」

彼:「動画を利用した~~というようなビジネスをしたくて、今、勉強してるところです。まずはサイトをつくらなきゃいけないと思ってまして、HTMLの勉強をしているところです。なかなか難しいですね。」

僕:「そうなんだ。ウェブサイトつくったり、それ系の仕事したことってあるの?」

彼:「いや、それが全然なんですよ。一からの勉強なので、なかなか大変です。難しいですよねぇ~。今はなんとなくサイトをひとつ作ってみているところです。」

僕:「つくりながら勉強するのが一番だよね(←ちょっと偉そう)。どこかスクールとか通ってるの?」

彼:「今は本を読みながら、独学でやってます。」

僕:「そっか、頑張ってね。ビジネスのほうも軌道にのったらまた教えてくださいね。(しかし、HTMLの勉強を独学でしている状況だと、実際にサービスが始まるのは随分先のことになりそうだなぁ…)


■3週間前

僕:「どう、勉強のほうは進んでる?」

彼:「いやー。ちょっと、以前お話したビジネスのサイトはまだなんですが、練習がてら、簡単なサイトをひとつオープンしたところです。ちょっといろいろ勉強しなきゃいけないことが多いんですけど、手一杯ですねー。」

僕:「あ、前つくってるっていってたサイトオープンしたんですね。それは良かった。今度見せてくださいね。(←相変わらず偉そうなfukui。)」

彼:「はい、是非!!」


■先日

僕:「(ハッパをかけるつもりで)ビジネスのほうは順調?」

彼:「(ニコリ)おかげさまで!最近、順調になってきました。」

僕:「おぉーやりましたね。儲かってる?(仕事はじめた直後は厳しいもんだけど、これだけ笑顔だったら儲かる見込みも出てきたのかな)」

彼:「そうですね。昨日は○件ほど注文がきました!(にこり)」

僕:「(!…注文がきた?どういうことだろう。今は勉強中で、練習でつくったサイトをオープンしたって段階じゃあ…)注文がきたって、何の注文がきたの?」

彼:「あぁ、実は前お話していたビジネスの方はまだ始めることが出来てなくて、とりあえず練習がてら、以前つくったサイトでECみたいなことを始めたんですよ。こういうサイトです。(といってURLを見せる)」

僕:「おぉ、なかなかしっかりしたサイトですね。(確かに独学で勉強して作ったサイトらしい粗さはあるけれど、思ったよりしっかりしてるなぁ。)へー。こういう商品扱ってるんだ!結構いい値段するね。○件きたって、売上10万超えるよ?

彼:「いやー。やりました(にっこり)

僕:「利益率ってどれぐらいなの?」

彼:「だいたい50%ってところですね。」

僕:「(!…50%って…昨日だけで5万円近くの利益?でもまさか毎日そんなに注文きてるわけじゃないよね。)オープンって3週間前だよね?オープンしてから平均どれぐらい注文がきてるの?」

彼:「平均すると、○件ぐらいですね。」

僕:「え、何。ということは一日5万ぐらいコンスタントに売れてるわけ?すごいね。広告とか出してるの。(一人でやってて、3週間で売上100万、利益50万か…。)」

彼:「えぇ、今は集客を○○と○○広告に頼ってます。」

僕:「へーー。でも凄いなぁ。やりましたね。これでタネ銭をつくって、例のビジネスをはじめるの?」

彼:「これだけだと、稼げる資金に限界があるので、次は○○と○○(商材)やろうと思ってます。あ、そうだfukuiさん、僕に投資教えてください!全然自分やったことないんです。勉強したいです。」

僕:「いや、投資ってあなた、十分稼いでるじゃない……。そっちに集中しなよ…。」

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どうでもいいんですが、彼と話したあと、俺、爆発しろ!って思いましたね。ホント…何、先輩面して偉そうに聞いてんだ、彼は立派な起業家じゃないかと…。(一応、年齢的に先輩ではあるのですが。)

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5月1日 富山Twitter交流会、開催します!

富山なみなさん、こんにちは。

Twitterで富山の方々の発言を見るにつけ、いつかどこかでお会いしたいという思いが日々募り、Learnputの平木さんにお願いして、Twitter交流会を開催することに致しました。是非皆さんとお会いし、富山について語り合いたいと思っています。

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■会うだけじゃなくて、深く語って何かはじめたい

さて、僕自身も典型的な富山(呉東)の男らしく、シャイな男で交流会などではよく話せません。なんとなく話して、なんとなく名刺交換して終わってしまいます。もっと深く、継続的に関係が続くような場にしたいなー。と思いまして、今回の交流会ではいくつかのシカケを用意しています。

平木さんにファシリテートして頂き、3回の席替え&テーマに基づいた交流を行うことを考えています。(もちろんその後は自由交流です。)会って終りという交流会ではなく、そこから何かはじまるような交流会にしたいと思っています。


■職場や世代、学校や住まいを超えて話すと面白そう

富山の素晴らしいところはもちろんたくさんあるのですが、一方でせっかく多様な人がいるにも関わらず、職場の仲間や学生時代の友達とばかり会いがちだったりしませんか。僕なんてその典型です。もしかしたら、世代や職場の違いを超えて出会い、深く話しあうことができたら結構面白いのではないかと思っています、Twitterでフォローしているだけで、交流会で出会ったその人のその後がわかる。なにかやりたいときに一緒にやれる。そんな関係って素晴らしくありませんか?そんな交流会にしたいと思っています。


■Twitter交流会の詳細

そんなTwitter交流会の詳細についてお伝えいたします。

開催日時: 5月1日(土) 18:00~20:00 ※開場:17:30
会場: ポエシア・ブランカ( 詳しい地図はこちら
住所: 富山県富山市千石町3丁目7-2
TEL/FAX : 076-482-6829
参加費: 2000円
  • 会場費、飲食費込み ケータリングで美味しい食事と飲物をご用意させて頂きます。
  • お飲み物、お食事の持ち込みも歓迎いたします!
  • ポエシア・ブランカの会員の方は会場費ぶんとなる、500円を割引させて頂きます。
参加人数:30~50人を想定しています。
お申し込み方法:下記のフォームにご入力頂き、送信ボタンを押してください。




皆さんとお会いするのを楽しみにしています。
自己紹介
プロジェクトデザイナー。富山県在住。人と組織の問題に興味があります。小説の原稿の断片、日々感じる社会や経済に関する疑問、書評を徒然なるままに。

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