書籍に載せるほどではないけれど、自分で何かしかけるときに知っておいたほうがいい3つのTIPSをご紹介。

1)出会った人とは、2回目のアクションを大切にする。

セミナーやイベント、知人からの紹介を通じ名刺交換をすることは多いと思います。僕は名刺交換をさせて頂いた方とは可能な限り次のアクションを約束します。例えば、飲みに行くとか、一緒に山に登るとか、小さな取引の相談をする、とか‥。もちろん、いつもいつも一緒に何かするアクションを用意出来ているわけではないので、誘われるのは大歓迎です。

出会いではなく、2回目のアクションを大切にするのは、出会いに関する僕なりのこだわり(関連:人脈という言葉はあまり好きではありません。)から来ているのですが、ごく近い期間に2度目のアクションを出来た人とは、8割ぐらいの確率で仕事なりプライベートなりで、非常に有意義な関係が築けるように思います。

もちろん、忙しい人はなかなか誘えませんから、おそらく相手に対して実りのある機会を常に用意しておく。ということが大事になるのでしょう。


2)本当に成功させたい企画は直接口説く

これは、僕自身もあるセミナーで学んだことなのですが、いくつもの大規模プロジェクトを成功させている、その時の講師は、本当に成功させたい企画やイベントに人を集める(あるいは口コミしてもらう)時は、メールで直接知り合いに依頼するそうです。

まぁ、一斉メールとかで単純にやってしまいがちですが、それではダメで、文面も一人一人に合わせて考え、提案のつもりでメールを送るそうです。少ない時は数十件、最高に多いときは3000人ぐらいにメールを書いたそうです。

もちろん膨大な時間がかかりますが、お金をかけず、集客や口コミ、時には企画のブラッシュアップも実現できてしまうという素晴らしいアイディアだと思いました。3000人にお願いしたら、イベントにもよるだろうけど、かなりの人数が参加してくれるだろうし、口コミ協力してくれる人はもっと多いのではないかな。と思います。

もちろん、それだけの信用を得る活動を自分自身がしていなければいけないとは思いますし、一度は協力してくれても、企画自体がつまらないものであれば、二度目の協力をしてくれる可能性はぐんと低くなるでしょうから、信用を積み上げることが大事だと思いますが。


3)自分の企画を「ささやく」


何か実現したいことがあったら、とにかく出会った人に自分の企画を一言で(それこそ15秒くらいで)ささやいておくと効果的です。

「ささやく」ことのメリットはたくさんあるのですが、

  • 一言で説明できない企画は広告に落とすのが難しい。(説明できれば、そのままキャッチになる)
  • ターゲットやパートナー候補の人に微妙な反応をされたら、何かが足りないということ。(練り直し)
  • 相手が「面白い!」と思ってくれたら、どこかで大切な人に口コミしてくれる。(実現に一歩近づく)

上記3点はすぐに実感できると思います。

ダムのように、企画を溜めて溜めて、社内や内輪で練り上げて一気に放出するというプロジェクトもあるとは思うのですが、それは人も時間も予算も十分にある企業の話。世の中の99%のプロジェクトに関しては「ささやき」続けることがいい結果を産み出すことに繋がります。

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仕事で、プライベートで様々なプロジェクトを抱えている人も多いことと思いますが、限りあるお金と時間で最大限の成果を得たいのは皆、一緒。

興味があれば是非、実践してみてください。
きっとすぐに効果を実感できると思います。