天気のいい休みの日はなんとなく農作業がしたくなるものですが、今日はあまりにも晴天に恵まれたので、一念発起、20年来放ったらかしにしてきた、(かつては畑だった)荒地を開墾することにしました。
実は荒地から開墾するのって初めての経験。兼業で農業やってる叔父さんに相談してみると、「荒地から開墾は無理。悪いこと言わないからやめておいたほうがいい。」という貴重なアドバイスももらったのですが、最近買った家庭菜園の本にインスパイアされて、農地に適していない庭でも有機栽培で結構なんでも出来るワケだから、意外となんとかなるんじゃないか。と思った次第です。
と、言うわけで、道具をセット。
以上を一輪車に載せて畑へGO!
ちなみに開墾前の荒地はこんな感じ。これでも草を刈った後の状態なので、随分綺麗になってます。(草刈は先週気合でおこないました。)
刈った草はいちじくの木(画像左)の周囲に盛ってあります。本当はこの刈った草を利用して堆肥を作りたいところですが、また次の機会にでも挑戦してみようと思います。
実は先週も少し開墾に取り組んだのですが、ふた坪ほど土を掘り返したところで力尽きました。マジでつらい作業で、その日はやたらビールが美味かったことを覚えてます。今日はこのスコップで掘り返した土地をくわで耕していきます。備中ぐわとか鍬では深く根を張った雑草に歯が立たず、根を掘り起こせないため、
という4段階のステップを踏まなければいけないわけですが、これがまたホントにしんどいんです。信長の野望とかでコマンドひとつで開墾を指示することが罪深く思えてくるほどです。ダッシュ村見てる限りだと結構簡単そうだったんですけど‥。
なんだっかなぁ。白土三平の漫画とか、手塚治虫のシュマリとか、荒地を開墾する人の漫画とかがあって、そういう逞しさに一種の憧れみたいなものがあったんですが、ああいうのは憧れだけに留めておくのがいいんでしょうね。今回の土地は昔は畑だっただけあって、大きな石とかはないですけど、本当は大きな石もあれば、木もあったりして、木なんて切り倒して根っこを掘り起こさないといけないわけですから、尋常じゃない辛さだと思います。
ま、そんなわけで、写真で見るとわかりにくいんですけど、結構広い荒地ではあるんですが、開墾はとりあえずふた坪で終了。気が向いたときに、畑を整えつつ、ゆるゆると開墾していこうと思います。
スコップで土を掘り返した後、深く土に根を張った雑草を取り除くために、備中ぐわを使って粗く耕します。三又になっている分、くわよりも力が入りやすく、これぐらい根っこだらけの土を耕すには都合がいいです。
ひととおり備中ぐわを使って耕し、雑草の根を取り除いた後、消石灰と鶏ふんを畑にまいて、改めて耕します。堆肥や腐葉土も自作できるみたいなので、そのうち挑戦してみたいと思います。
消石灰を撒いた後の画像は、夢中になっていて撮り忘れました‥。消石灰には刈った草を早く腐らせる効果があるみたいなので、いちじくの木の周りに積み上げられた雑草の上にも撒いておきます。
その後は、鍬を使って畝づくり。
不恰好ですが、なんとか完成。朝からはじめたのに、既に西日です。4日ほどおいて、ナスとピーマンを植えます。ついでに周囲の土地も空いた時間を見計らって徐々に耕していく予定。
----
ちょっと調べてみたんですが、富山の食料自給率って76%で結構高いみたいですね(コメの自給率は283%らしいです)。
よしよし、富山の自給率は全国で10番目か‥。まぁ、実際JR北陸本線に乗ると見渡す限り田んぼと畑だったりしますし、本気を出ぜばたぶん100%も軽く行けるんじゃないかと思ってます。
食料自給率や食の安全の話って政治の話でよく出てきますけど、とっとと規制緩和したほうが、農業にもイノベーションがおきていいんじゃないかな。と思っています。実際には様々な規制によって、農業の大規模化が妨げられたり、非効率なままの流通体制があるわけで。高いお金を出しても、安全な食材を食べたいって人はいるだろうし、実際契約農家を持つレストランも多くなっているんじゃないかな。
家庭菜園が更に広まれば、その周辺にもっと多様なビジネスが生まれるだろうし、農業はストレスを解消したり、健康になったりする効果もあるわけで。農業セラピーとか、農業ダイエットとか、農業合コンとかもありえるだろうなぁ。と思います。(実際にあるけど)
----
さて、話が横道にそれましたが、四日後に苗を植えようと思います。荒地を畑にしたところ、初年度は大根がにんじんぐらいの大きさにしか育たなかった‥。という話を友達がしてましたが、そうならないように気をつけたいですね。
収穫の時期には改めて首尾を報告したいと思います。
それでは、また。
有機・無農薬でできるはじめての家庭菜園―安全でおいしい野菜をつくろう!
著者:金子 美登
販売元:成美堂出版
発売日:2008-03-26
クチコミを見る
実は荒地から開墾するのって初めての経験。兼業で農業やってる叔父さんに相談してみると、「荒地から開墾は無理。悪いこと言わないからやめておいたほうがいい。」という貴重なアドバイスももらったのですが、最近買った家庭菜園の本にインスパイアされて、農地に適していない庭でも有機栽培で結構なんでも出来るワケだから、意外となんとかなるんじゃないか。と思った次第です。
と、言うわけで、道具をセット。
- スコップ(土を掘り返すのに利用する)
- 備中ぐわ(三又になっているくわ。掘り返した土を荒く耕すのに使う)
- くわ(更に丹念に耕す)
- 消石灰(酸性土壌を中和する。土に混ぜて使う。)
- 鶏ふん(野菜の三大栄養素のうちのふたつ、リン酸とカリウムに富んだ肥やし。熟成させてあるからニオイはないとはいえ、やっぱり臭い‥)
以上を一輪車に載せて畑へGO!
ちなみに開墾前の荒地はこんな感じ。これでも草を刈った後の状態なので、随分綺麗になってます。(草刈は先週気合でおこないました。)
刈った草はいちじくの木(画像左)の周囲に盛ってあります。本当はこの刈った草を利用して堆肥を作りたいところですが、また次の機会にでも挑戦してみようと思います。
実は先週も少し開墾に取り組んだのですが、ふた坪ほど土を掘り返したところで力尽きました。マジでつらい作業で、その日はやたらビールが美味かったことを覚えてます。今日はこのスコップで掘り返した土地をくわで耕していきます。備中ぐわとか鍬では深く根を張った雑草に歯が立たず、根を掘り起こせないため、
- 草を刈る
- スコップで土を掘り起こす
- 備中ぐわで耕しつつ根を取り除く
- くわで耕す。
という4段階のステップを踏まなければいけないわけですが、これがまたホントにしんどいんです。信長の野望とかでコマンドひとつで開墾を指示することが罪深く思えてくるほどです。ダッシュ村見てる限りだと結構簡単そうだったんですけど‥。
なんだっかなぁ。白土三平の漫画とか、手塚治虫のシュマリとか、荒地を開墾する人の漫画とかがあって、そういう逞しさに一種の憧れみたいなものがあったんですが、ああいうのは憧れだけに留めておくのがいいんでしょうね。今回の土地は昔は畑だっただけあって、大きな石とかはないですけど、本当は大きな石もあれば、木もあったりして、木なんて切り倒して根っこを掘り起こさないといけないわけですから、尋常じゃない辛さだと思います。
ま、そんなわけで、写真で見るとわかりにくいんですけど、結構広い荒地ではあるんですが、開墾はとりあえずふた坪で終了。気が向いたときに、畑を整えつつ、ゆるゆると開墾していこうと思います。
スコップで土を掘り返した後、深く土に根を張った雑草を取り除くために、備中ぐわを使って粗く耕します。三又になっている分、くわよりも力が入りやすく、これぐらい根っこだらけの土を耕すには都合がいいです。
ひととおり備中ぐわを使って耕し、雑草の根を取り除いた後、消石灰と鶏ふんを畑にまいて、改めて耕します。堆肥や腐葉土も自作できるみたいなので、そのうち挑戦してみたいと思います。
消石灰を撒いた後の画像は、夢中になっていて撮り忘れました‥。消石灰には刈った草を早く腐らせる効果があるみたいなので、いちじくの木の周りに積み上げられた雑草の上にも撒いておきます。
その後は、鍬を使って畝づくり。
不恰好ですが、なんとか完成。朝からはじめたのに、既に西日です。4日ほどおいて、ナスとピーマンを植えます。ついでに周囲の土地も空いた時間を見計らって徐々に耕していく予定。
----
ちょっと調べてみたんですが、富山の食料自給率って76%で結構高いみたいですね(コメの自給率は283%らしいです)。
(資料:農林水産省 都道府県別食料自給率の推移)
よしよし、富山の自給率は全国で10番目か‥。まぁ、実際JR北陸本線に乗ると見渡す限り田んぼと畑だったりしますし、本気を出ぜばたぶん100%も軽く行けるんじゃないかと思ってます。
食料自給率や食の安全の話って政治の話でよく出てきますけど、とっとと規制緩和したほうが、農業にもイノベーションがおきていいんじゃないかな。と思っています。実際には様々な規制によって、農業の大規模化が妨げられたり、非効率なままの流通体制があるわけで。高いお金を出しても、安全な食材を食べたいって人はいるだろうし、実際契約農家を持つレストランも多くなっているんじゃないかな。
家庭菜園が更に広まれば、その周辺にもっと多様なビジネスが生まれるだろうし、農業はストレスを解消したり、健康になったりする効果もあるわけで。農業セラピーとか、農業ダイエットとか、農業合コンとかもありえるだろうなぁ。と思います。(実際にあるけど)
----
さて、話が横道にそれましたが、四日後に苗を植えようと思います。荒地を畑にしたところ、初年度は大根がにんじんぐらいの大きさにしか育たなかった‥。という話を友達がしてましたが、そうならないように気をつけたいですね。
収穫の時期には改めて首尾を報告したいと思います。
それでは、また。
有機・無農薬でできるはじめての家庭菜園―安全でおいしい野菜をつくろう!
著者:金子 美登
販売元:成美堂出版
発売日:2008-03-26
クチコミを見る
Comment
コメントする