誰のツイートだったか、ちょっと忘れてしまったのだけど、何らかの家庭の問題を抱えている女子が彼氏を両親に引き合わせた時に、彼がその問題をしって引かなければいいな。という感じのツイートだったと思います。

うーん。せつなくて、なんともいじらしい。

確かに人にいいたくない家庭の問題のひとつやふたつ、どの家庭にもあるし、誰でも持っているな。と思います。程度の差こそあれ、多くの家族はいろいろな悩みを抱えていて、それを乗り越えるなり、噛みしめるなりしながら生きているわけで。

何不自由なく、何の問題もなく暮らしてる人なんてそんなにいない。
受け入れて前に進むことが出来るか、どうかなんだろうと思います。

上記のツイートをした後、いくつかのコメントを貰いました。例えば、

「複数の家庭の内実をしる機会ってほとんどないから、自分の家庭がどうなのかわかるのは大人になってから」
というツイート。

確かにその通りだと思います。知らないうちに多くの人を傷つけたり、傷つけられたり。我が身を嘆いたり、逃げ出したり。そういった経験があるからこそ大人になれるのだとも思います。

また、このツイートにかぶせて、

「大なり小なり、同じことは日本の会社や国についてもいえる」

という言葉も頂きました。ひとところにいると他の会社や国を見る余裕がなくなり、自分の環境を客観的に 見ることがなかなか難しくなるのだろうと思います。

「問題のない家庭は、学びが少ないから不幸とも言える」

そういう意見も頂きました。自分が幸せで充分恵まれていると、周囲の環境や痛みに気付くのが遅くなってしまうこともあるかもしれません。そして、いざ恵まれない状況になると時と場合によってはそれを嘆いて昔を懐かしむだけになってしまったり。

大人になるってことは自分の外に目を向け、自分のいる環境を受入れ、よりよい将来に向けて前に進むということなのかもしれないな。そんなことをふと考えました。

家庭にしても、会社にしても、国にしても。

冒頭で紹介した女子は、彼氏と今もうまくいっているようです。
思い切って前に進むことって、大事なようです。