fukuidayo

人と組織と、fukui's blog

32歳にして会社を辞め、小説家になることを志し、食うために起業したある男のblogです。

2012年08月

29

【18回目】富山で独立・起業セミナー 初の店舗ビジネスの登場です!

富山の会員制自習室&仕事スペース LiTa Club にて、毎月1回開催させて頂いている、

「富山で独立・起業セミナー」も来月で、ついに18回目。

徐々に参加頂く方も増え、継続は力だなぁ、ということを毎回感じております。
(前回の起業セミナーのゲストは、名前詩人 西田実氏。実施レポートはこちら) 

次回は、

日時: 2012年9月7日(金) 19:00~21:00
会場: LiTa Toyama
住所: 富山県富山市二口町1丁目7-14


にて、ゲストに美容ビジネスのコンサルタントであり、北陸でまつげエクステのサロンを経営されていらっしゃる、
廣岡伸弥氏(28歳)をお招きしてお送りします。

参加費は 一般・トライアル会員 1,000円 / LiTa Club会員 無料 となります。
 申込は下記URLよりお願いいたします。
http://argo-navi.net/mielca_learnput/PublicSeminar.aspx?gId=1&sId=1&eId=851

hirooka
写真は廣岡氏と奥様…ではなく、弊社スタッフの美菜子女史です。


廣岡氏は、若干28歳。

現在は奥様が社長を勤められるまつげエクステサロンの役員として、経営実務全般に取り組まれるとともに、ご自身は美容系専門学校への講座提供、美容系起業のコンサルタントとして、幅広く活躍されておられます。

もともとは県外の化粧品メーカーで活躍されていた廣岡氏が、富山への帰郷を決心されたのは、

東日本大震災を期に、家族との絆の見直し

を考えられたからだそうです。

時期こそ違いますが、私、福井も、東京での職を辞し、富山に戻り起業したのは、
自分が生まれ育った土地である富山に戻り、育ててくれた家族に恩を返したい。
という思いからでした。そういう意味では廣岡さんに非常に共感いたします。

廣岡さんが本格的に事業を初められたのは、奥様がご自宅で取り組まれていた、
「まつげエクステ」の事業を、店舗を借りて本格的に展開することの相談に乗ったのがきっかけです。

そこから先は、奥様の技術力と、廣岡さんの経営能力・技術力でトントン拍子に事業は伸びていきました。

1店舗目を出してから、またたく間に2店舗、3店舗と展開され、その上専門学校との提携や、他社へのコンサルティングサービスの提供など、精力的に活躍されています。

今回の起業セミナーの見所はなんといっても、起業セミナー初の『店舗ビジネス』

という点です。

店舗ビジネスというと、どうしても初期投資がかかるというイメージがつきます。
飲食店や美容院を新規に開業すると安くて500万円。
運転資金も合わせて考えると1,000万円はかかるという印象があります。
実際に店舗ビジネスをはじめる多くの方は、金融機関等から資金を借りて始めるかたも多いです。

しかし、廣岡さんご夫妻は小資本でリスクを抑えてはじめられ、
しかも、順調に軌道にのっております。

そのヒミツはなんなのか?
それは、LiTa Clubという店舗ビジネスを展開する私にとっても非常に気になるトコロです。

事前に私が、廣岡さんにインタビューした成長のヒミツをほんのすこしだけ、公開いたします。

・店舗を借りるときは、できる限りコストを抑える。専門家の協力で結果的に安くなることも。
・ビジネスのライフサイクルを考える。これからそのエリアで伸びる事業かどうか、それが大事。
・店舗ビジネスは周囲の知人が最初の顧客、あるいは顧客の紹介者。周囲との関係の築き方が大事。
・初期段階において、一定の広告は必要。広告で来た最初の顧客をリピート利用して頂く仕組みと顧客を紹介してもらう構造を徹底的に考える。

当たり前のことばかりですが、これが結構難しいです。
接客の良さはもちろん、技術の良さも求められ、その上で、お客様がお客様を増やしてくれる仕組みを作る。
できるようで出来ないのですが、次回の起業セミナーでは、どういう細かな「お客様にお客様を呼んで頂く仕組み」を作り上げているのか、詳しく聞いてみたいとおもいます。

みなさま、お楽しみに!

さて、LiTa Clubでは、 そういうお客様がお客様を呼ぶ仕組みを作れていますかねぇ…。
いやはや、考えないといけません。(汗)
15

今日よりも良い明日を生きるための5つのオプション

下記は国税庁の民間給与実態統計調査から拾ってきたデータだ。

民間の平均給与額

このデータによると、1998年のピーク時を境に民間の平均給与額は下がり続けている。
2010年のサラリーマンの平均給与は1989年の水準を下回った。
収入という観点で見ると20年以上前に時代は退化している。

この期間労働力人口は一貫して増え続けているとか、非正規雇用者の割合が増え続けているとか、高給取りの方が無事退職し、若手の給与は伸び悩んでいるとか、うつに悩む人が増えているとか、そういう個別の議論は本題ではないのでやめておく。

企業が人件費という名のコストを削減するのは当然なので、非難するつもりはない。
国の政策を嘆いてみても、政治家を選んだのは僕達国民ひとりひとりであり、改革するには時間がかかる。

しかしながら、この減少する給与と、その一方で増え続ける税・社会保障負担が社会の閉塞感を生み出す一因となっていることは間違い無いと思う。

今日よりもよい明日が生まれる確信があれば、人は活き活きと生きることができるけれど、
明日が今日よりも悪くなるという思いが心と体を満たしていたら、どうしても気分は塞ぐ。

大都市であれ、地方であれ、「明日が今日よりも良くなる。」という確信が持てない。という意味では似通っている。

与えられたルールの中で、自分の人生の最適解を求めるしかない普通の人が、
今日よりも良い明日を送るために選びうるオプションは大きく5つに分けられる。

続きを読む »
14

水を30倍売る営業マンの話

ここ10年ほどの間にオフィスでよく見かけるようになったものにウォーターサーバーがある。
最近は家庭でも見かけることが多くなった。

1ガロンほどの水が定期的に配送されてくる、というビジネスモデルで、美味しくて安全な水をペットボトル等よりも安い値段で飲むことが出来る。

この水を他の営業マンの30倍売る男(Yちゃん)の話をしたいと思う。  

----

僕 「そういえば、Yちゃん元気にやっとんがけ~。なんかA社に勤めとったときとか、B社の時とかみたいに大変なことになっとらんけ」

Y母 「 最近は元気にやっとるみたいよ。なんか結構仕事も慣れてきたらしくて、他の職場への異動とかの提案もされたらしいけど、『水売りたい』っていって、今の仕事続けとるわ。」

僕 「それはよかったね。しかし、水を売って歩くって面白いのかね~。」

Y母 「わからんけど、いま会社のトップ営業マンらしいよ?この前○×っていうテレビにも出とったわ。売れたらやっぱり面白いがじゃないけ?」

僕 「へ~(まぁ、地方のテレビなんて出るの簡単だからな~)それはすごいね、 この前までなかなかいい職場がなくて転々としとったんにね。よかったね~。トップって、どれぐらい売っとんがけ?」

Y母 「なんかよくわからんけど、他の人の30倍売っとるらしいよ?」

僕 「は!?30倍?

Y母 「そう、30倍。」

僕 「他の営業マンの30倍売る営業マンなんて聞いたことないよ?3倍の間違いじゃないの?」

Y母 「それが30倍らしいよ。30倍売っとるけど給料あんまり変わらんって悲しんどるわ。笑」

僕 「なんでそんなに売れるの?Yちゃん営業とか販売とかの勉強しとったけ?」

Y母 「ぜんっぜん。勉強とかぜんっぜんやってないが。」

僕 「じゃあ、なんでそんだけ売れるが」

Y母 「友達が買ってくれるらしいよ?」

僕 「友達?」

Y母 「そう、野球部時代の友達がなんか買ってくれるらしいよ。友達だけじゃなくて、その友だちの親御さんとか、近所の人とか。Yちゃん水売っとるから、買ってあげてって。みんな喜んで買うらしいよ。」


そこには僕のしらない世界が広がっていた。


続きを読む »
13

小さな起業:本当の意味で役立った3つの視点

ハイパワー・マーケティング 先日書いた記事では、生きていくため、自己実現をしていくための小さな起業について触れた。まぁ、ぶっちゃけ大きな起業をしていない僕はそれ以外書けないのだけれど。

とはいえ、こんなことを書き続けているからか、おかげさまで月に1回ぐらいは富山・東京問わず、起業・独立の相談が来る。相談がきた時に、「もしまだ読んでいなかったら絶対読んで!」といって紹介するのが、

ジェイ・エイブラハムのハイパワー・マーケティングだ。

ジェイ・エイブラハムといえば全米No.1といっていいカリスママーケッターなわけだけれど、小さな起業をするときに参考になるアイディアがこの一冊に山ほど盛り込まれている。

多くの有名な日本人マーケッターのネタ本となった、この本。
ダイレクトメールの書き方などは、日本で部分的に取り上げられ、一世を風靡したけれど、小さな起業をはじめた人にもっともっと重要な視点が盛り込まれているので、それを紹介したい。

それが、卓越の戦略だ。

続きを読む »
12

地方での起業。誰にでも出来る起業。

minoru活動の拠点を富山に移してから、僕の重要なテーマのひとつに、

「地方での起業。誰にでも出来る起業。」

が加わりました。
起業には大きな起業小さな起業があると思っています。

大きな起業というのは、広く大きくお金を集め、短期間で急成長を志す起業。
小さな起業というのは、会社に頼りきりだった、収入と支出(税金や社会保障)を自分でコントロールするための起業。

市場が小さく、周囲の信用・信頼がものをいう、地方での起業を考える場合、
まずは小さな起業を成功させ、時間をかけてゆっくりと事業を成長させていくのがいいのだろうな~と、思います。

というか、大都市・地方問わず、世の中の99%の起業は生きていくため、自己実現をするための、小さな起業だと思うし、それで構わないと思います。

さて、本題。

そんな小さな起業の秘密を探るため。
そして、地方で起業する人を増やし、事業の新陳代謝を加速させ、地方を活性化させるために、
富山のLiTa Clubで、僕がコーディネーターの一人となって、「富山で独立・起業セミナー」を毎月1回開催しています。

毎回、起業1年前後ぐらいの人に、「起業してぶっちゃけどう?」ということを赤裸々に聞いていくこの企画。
「既に成功した起業家」というわけでもないから、親近感も湧くし、学ぶところも多いです。

既に、17回めとなった、8月10日の回でお呼びしたのは、
名前詩人 西田 実氏

リクルート、リクルートコスモス時代のエリートサラリーマン時代を経て、複数のベンチャー起業の成長に貢献。
働き過ぎが祟ったのか、アルコール依存症と躁鬱病を発症。

療養のため富山に戻り、3年半。
自分自身の心の治療のために学び始めた、「書」「うつのカウンセリング技術」が西田さんの第二の人生のきっかけとなりました。

最初の1年半は、「生きる意味を綴る詩」を書き、売ることで
月の売上が2万円(持ち出しのほうが多い状態)だったそうですが、

真剣に独立され、事業として取り組み始めてから、1年。現段階では、
売上が60万円/月まで伸びているそうです。

もちろん、現在の事業でこれ以上の売上を実現するのは難しい面もありますが、今後別事業の構想も含め、
250万円/月の売上を描くところまではきているとのこと。

250万円の月商を達成したら、年商3,000万円です。

ほとんど固定費がかからない状態で、自分と数名のアルバイトスタッフで回せるとしたら、これは本当に立派な事業ですし、その後の展開もおおいに考えられます。

そんな西田さんが、独立されてから意識して取り組んでこられたことのポイントを、
僕なりに下記の7つにまとめてみました。

1)家族の理解
2)2万円×5倍×5倍
3)質と量 ~圧倒的な行動量が質を高める~
4)がら空きのポジションで勝負する
5)メディア活用による無料PR
6)無料で配る
7)顧客の笑顔を実現する

以下、詳しく紹介したいと思います。 
続きを読む »
9

人と組織の心に溜まった澱みを取り除く方法

最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと
先日、東京で仕事をしているときに訪問させて頂いた会社で、立て続けに似たような話を聞いた。
曰く、

「いまの状態は社員にとって決していい状態ではない。みな、疲弊している。」

というものだ。

お伺いした会社の経営者はいずれも素晴らしい人格者の方々だ。
だからこそ社員の幸せを願っているのだけれど、業績が伸びていく中で、社員がギリギリの状態で働いている。目に見えない疲労や、ストレスが溜まっている。どうにかしたい、という悩みをポツリポツリとお話された。

僕が切れ味するどいコンサルタントであれば何らかの答えを示せるのかもしれないけれど、
その時の僕に出来ることは共感を示すことだけだった。
続きを読む »
自己紹介
プロジェクトデザイナー。富山県在住。人と組織の問題に興味があります。小説の原稿の断片、日々感じる社会や経済に関する疑問、書評を徒然なるままに。

記事検索
最新コメント
推進中プロジェクトのご紹介

株式会社プロジェクトデザイン

ビジネスゲーム研修の開発・実施 人と組織のコンサルティング 株式会社プロジェクトデザイン

純国産品の精油、エッセンシャルオイルの製造・販売

はてなブックマーク
見た、読んだ、役立った
最高のリーダー、マネジャーがいつも考えているたったひとつのこと

今すぐできる「戦略思考」の教科書
今すぐできる「戦略思考」の教科書
超一流のセールスマンが書いた「戦略の教科書」
紹介エントリ

大型商談を成約に導く「SPIN」営業術
大型商談を成約に導く「SPIN」営業術
営業/データをもとに大型商談を科学
紹介エントリ

となりの億万長者
となりの億万長者
資産形成/資産形成の原理原則がデータと共に
紹介エントリ

ラクをしないと成果は出ない
ラクをしないと成果は出ない
フツーの人のために書かれた仕事術
紹介エントリ

すごい会議
すごい会議
トップマネジメントが経営に行き詰まったときに
紹介エントリ

社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由
社長失格
転ばぬ先の杖として/成功譚以上に学ぶものは多い
紹介エントリ1

ネクスト・マーケット 「貧困層」を「顧客」に変える次世代ビジネス戦略 (ウォートン経営戦略シリーズ)
ネクスト・マーケット
BOPという新たなコンセプトを世に提示したバイブル
紹介エントリ

ミクロ経済学〈1〉市場の失敗と政府の失敗への対策 (プログレッシブ経済学シリーズ)
ミクロ経済学
大人になってから経済学に興味を持った人のための入門書
紹介エントリ

プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか
プロフェッショナルの条件
読むたびに新たな発見がある一冊
紹介エントリ1

教育×破壊的イノベーション 教育現場を抜本的に変革する
教育×破壊的イノベーション
教育関係者に/新しい教育の形を提示
紹介エントリ1

貧乏はお金持ち──「雇われない生き方」で格差社会を逆転する
貧乏はお金持ち
雇われない生き方を模索し始めたときに
紹介エントリ

信長の洞察力 秀吉の速断力―歴史に学ぶ組織管理 (学研M文庫)

  • ライブドアブログ