fukuidayo

人と組織と、fukui's blog

32歳にして会社を辞め、小説家になることを志し、食うために起業したある男のblogです。

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シナリオを、描け。

センゴク(8) (ヤンマガKCスペシャル)センゴク(8) (ヤンマガKCスペシャル)
著者:宮下 英樹
販売元:講談社
発売日:2006-03-06
おすすめ度:5.0
クチコミを見る


予測と準備の重要さは…
夫婦喧嘩も国家の運営も合戦でも同じこと

常に事前に準備せよ
合戦の前に勝利を決めよ


矢を放つ槍を合わすは
事後処理に過ぎぬ




わかっておる。そろそろだと…思うたわ
織田家を潰す準備は出来ておる

(センゴク 8巻 武田法性院信玄)


毎度どうも。「人生で大切なことは全てマンガで教わった」 fukuiです。

仕事も恋愛も就職活動も、
実は戦う前に9割は勝敗が決している。

もちろん最期の1割は大事ではあるが、弾薬がなく、補給路も整っていない軍隊で、
戦いに勝つことは出来ない。

提案前に受注できるかどうかは9割方決まっている。
(訪問前に。ではない。いい提案をするための準備のための訪問は当然必要だ。)
面接は、本番前の情報収集と準備で9割決まっている。
エントリーシートだったら、書く前に有識者のチェックを得ることぐらいは最低限の行動だ。

シナリオが大事だ。
「絵」をかけるやつがデキるヤツだ。

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昨日、知人から面白い話を聞かせてもらった。
ある国際的な企業の経営陣にプレゼンの機会をもらえそう、とのことだ。
ただ、社会を変えるぐらいのデカい絵を描いて持っていかねば話も聞いてくれないらしい。

こ、これは…。
数千万~億の仕事だな。

まぁ、そういうものだろうな。
一流は、提案する「人」と「中身」両方を見て、合理的に判断する。
一流の「絵」をかけるほどの実力が僕にあるかどうかは、ともかくとして、そういう人と話せる貴重な機会があるのであれば、そういう場に出て、自分の力を試してみたいものだ。。。と、思う。

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営業には3種類あると思う。

1)商品を販売する営業。
2)ソリューションを販売する営業
3)ビジネスシステム(ビジネスの仕組みそのもの)を提案する営業。

当然、どれも接触からクロージング、納品まで一連のシナリオがあるわけだが、
どの世界であっても 能力の向上に伴い、1→2→3と売るものが変化してくる。

経営コンサルタントだって、下手なコンサルタントは(1)しか売れない。
(あるいは、売りの場に出させてもらえず、2~3の力がついて初めて営業の場に出ることができる。)

商社マンは3を売るのが本来の姿なのであろうが、実力がないうちは、社内に届くメールや伝票、FAXの処理をするだけの毎日(つまり(1)だ。)

どうしても、学生の間は「営業」と聞くと1をイメージしてしまうだろう。(僕もそうだった。)
もちろん1は基本だけれど、今の僕が何かを営業するとしたら3の提案にこだわりたい。

1も2も3も面白いが、1の先に2があり、2の先に3があることを知って営業の実力をつけるのと、つけないのとでは、その後の成長に大きな差が出てしまうに違いない。
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執筆記録 11/13


まー、とにかく書き続けなきゃはじまらん。ということで、執筆。
午前中は、ブログのチェックや更新をして過ごす。作業自体は順調に進み、やる気も出る。

午後から執筆に取り掛かる。はたと手が止まる。
「結局、何書きたいんだっけ?」
できもしないのに、プロットを考えてぼーっとしてみる。

余りにも思いつかないので、石田衣良氏のデビュー作「池袋ウエストゲートパーク」を読む。
ブックオフで300円。Amazonだったら中古で1円で売っているけれど、配送費がない分、在庫コストがかかるってことで、料金が高い。

夕方になり、さすがに書かなきゃマズイと思って執筆開始。
書き始めると2時間弱で1600字ほどかけた。まぁ、早くはないんだろうけど、キーボードをたたき続けた感じはしている。たぶん、僕は書きながら考えるタイプだな。

ただ、なんかこのままでいくと、「ライトノベル」「ファンタジー」的な内容になってしまうかも…。と思い、しばし冷却。もともと、「働くこと」「生きること」に関して何か書いてみたいと思っていたので、あまりにも路線が違うかもしれない。まぁ、これはこれで勢いのある文章だったので、残しておくことにする。

夜に、少し知人からアドバイスをもらう。「文章に力があるから短編書いてみたら」「まずは書きたいもの書いてみたら」とのこと。おっしゃる通り。

というわけで明日はそれにチャレンジする。
まぁまぁうまくかけたら習作として、またウェブにアップしようと思う。
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習作)地下にあるバーと上手な泥棒の話

地下にあるバーは、古い銀行の金庫室を改装したものらしく、壁には小さなダイヤルと鍵穴がついた貸金庫が数多く埋め込まれている。磨き抜かれた表面が電球の明かりを受けて、店内をぼんやりと金色に彩っている。

「まるでルパンになったみたい。」
「ホントだ。コインに囲まれているみたいだね。」

彼女はカウンターに座り、隣に僕も腰掛ける。背の高いバーチェアーは彼女に凄く似合う。
僕はドラフトビールを頼み、彼女はジンライムを注文する。

「銀行の金庫室って、ホントにこんな感じなのかしら。」
「どうなんだろう?何かの映画で見た、スイスの銀行の金庫室はこんな感じだったけど。」

こんな小さな金庫に、何をしまっておくんだろう。
札束なんかは無理だろうから、何かの株券や証書をしまっておいたんだろうか。
そして富豪の老人や、若くして成功した企業家達が、一年に一回ぐらい、鍵を開けて、中身を見て楽しむに違いない。

ドラフトビールとジンライムが届き、僕たちは目と目を合わせてささやかな乾杯をする。

「僕は金庫なんて持っていても、意味がないな。」
「そう?どうして?」

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小説家になるためのトレーニング その1


2009年の年末に7年勤めた会社を辞める。学生時代にインターンシップ生として働いていた時期もあるから10年以上付き合った会社と別れ、32歳で新たな挑戦を始めることにする。

挑戦する職業は「小説家」

正直、その才能があるかと言われれば、自信がない。
さまざまな小説を読むたびに、自分にできるのか。という疑問が沸く。
まぁ、それでもやらないでいると後悔するばかりだから、期間を限定して徹底的に取り組んでみようと思う。

ブログを書き始めたのは、元来怠け者の自分を叱咤激励するためだ。
会社では、日報や会議や目標があって、時には不平や不満があっても、管理してくれる人がいた。いるときはつらいものだが、いなくなってみるとありがたかったかな。とも思う。

他にも同じように、小説家を志す方もいるかも知れないので、本日はfukuiが取り組んでいるトレーニング方法を紹介しようと思う。

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ルパン型組織でいこう!


すごく共感できる内容のblogがあったので、今のうちにfukuiなりの感想を書いておく。

物事を深刻にしすぎる人達(切込隊長BLOG)


えっと、要点をまとめると

・何となくおもいついて、さらさらっと企画を書いてヒットさせちゃう創造的な人がいる。
・いったんヒットし、世間が騒ぎ始めると、統制屋たちが動き出す。(広報部や経営企画部、ライツ部)
・統制屋達は特定分野のプロフェッショナルたちだが、それ単体でみるとコストセンター。
・統制屋が仕事をすればするほど、組織は窮屈になる。


こんな感じかな。創造的な仕事をして、それがヒットする。ヒットしたとたんに、統制屋たちが動き始める。ヒットした商品やサービスがきちんと形になるためには、広報や権利関係もしっかりしなきゃいけないから、統制屋たちが全部悪いってわけじゃない。

でも、世の中には、顧客に求められる創造的なサービスがとても生まれにくい、ルールと仕組みでがっちり縛った企業が存在する。創造性あふれる人が、その創造の価値を世に広めるために、統制屋たちを雇ったのに、統制屋たちの役割と発言権が肥大化して、どんどん創造性を発揮する場を奪っていく。最後に残るのは、価値を生み出す人がいなくなり、ゆっくりと死んでいくだけの恐竜のような企業群だ。

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ソウルビレッジフィロソフィア:プロジェクトデザイン学部 第二回


10月27日 ソウルビレッジ・フィロソフィア プロジェクトデザイン学部 第二回の講義に参加してきました。えっと、ノートを見ながらのメモなので、完全に正確ではないですが、第一回の講義で聞いたところによると、プロジェクトデザインは、

1)テーマ設定
2)プランニング
3)企画実行に向けた準備
4)プロジェクトのビジュアルイメージ、ネーミング、コピー
5)集客、認知
6)実行時の全体プロデュース
7)継続のためのアフターフォロー
8)意思を受け継ぐ人材の育成


以上の8Stepからなるとのこと。今日は2回目なので、「テーマ設定」の振り返りと、プランニングに関してのレクチャーになるわけです。僕もこれまでにささやかながらいくつかのプロジェクトを企画し、実行してきた(もちろん失敗に終わったものも多いですが)わけですが、この8Stepは非常に現実的な分け方で好感が持てるものです。

「MBA的ビジネスプランニング」と対比して考えると、

1)テーマ設定
→ 事業機会の探索
2)プランニング
3)企画実行に向けた準備
→ 以上、事業計画の立案
4)プロジェクトのビジュアルイメージ、ネーミング、コピー
5)集客、認知
→ 以上、マーケティング
6)実行時の全体プロデュース
7)継続のためのアフターフォロー
→ 以上、マネジメントとビジネスシステム
8)意思を受け継ぐ人材の育成
→ 人と組織

みたいな感じで対応しているのかな。少々乱暴だけど。

個人的な感想としては、事業機会の探索に関しては、この8STEP方式でやったほうが市場に受け入れられるものが、スピーディーに立案できるような気がする。そして、それはこの学部の一番の醍醐味だ。今、国内企業に求められている「創造力」は、おそらく、事業機会の探索の部分に重点を置く前に、稟議のシステムや、会社のルールなどに縛られ、マネジメントやビジネスシステムから考えているから、うまくいかないんじゃないかな。と思う。

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今週の一冊) 『オーデュボンの祈り』 伊坂幸太郎 -9冊目

isaka今では、どの書店にいっても新刊が平積みにされるメジャー作家となった、伊坂幸太郎。

そのデビュー作が『オーデュボンの祈り』だ。

この作品には初期の伊坂作品のすべてが詰まっている。
現実と幻想の挟間にいるかのような、不思議な登場人物。
数多く張り巡らされた伏線がひとつの結論につながる、ジグゾーパズルのような構成。
ウィットに富んだ会話。豊かな自然の描写。

オーデュボンの祈りのあらすじはこうだ。

コンビニ強盗に失敗し逃走していた伊藤は、気付くと見知らぬ島にいた。江戸以来外界から遮断されている“荻島”には、妙な人間ばかりが住んでいた。嘘しか 言わない画家、「島の法律として」殺人を許された男、人語を操り「未来が見える」カカシ。次の日カカシが殺される。無残にもバラバラにされ、頭を持ち去ら れて。未来を見通せるはずのカカシは、なぜ自分の死を阻止出来なかったのか? (文庫裏表紙より)

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レポート)ビジネスゲーム大会~Gachinko!~ つわものどもの夢のあと…

10月24日。土曜日にもかかわらず、ジョブウェブ会議室にはfukuiの呼びかけに応じ、7名の戦士が集まった。そう、今日は己の頭脳と交渉力の限りを尽くす、ビジネスゲーム大会~Gachinko!~の日。その仁義なき戦いの一部始終を報告したい。

■本日のお題:ディプロマシー


交渉ゲームの金字塔といわれるディプロマシー。20世紀を代表するこの偉大なボードゲームの舞台は第一次世界大戦。権謀術数渦巻く欧州で、軍事力による覇権を握ることがこのゲームの目的だ。

つい先日のエントリで、「軍事力が外交上のパワーとなる時代も終わるんじゃないか」ばりの殊勝なことを述べたfukuiではあるが、なんといっても舞台は野蛮極まりない20世紀初頭。ビジョンといえば、大砲の数。経済といえば攻め取った植民地の数という時代だ。平和主義者の私は本来であれば、このような野蛮な時代のゲームなどやりたくもないのだが、

「それでも、勝たねばならない時もある!!」
このゲームの特徴はなんといっても、『最初の国決めの時以外、運の要素は一切無い』という、ハードボイルドなゲーム内容にある。テクノロジーとか、ユニット毎の強さの違いみたいなものもなく、戦いは純粋に

「外交と地政学上の優位性を活かして、戦力をどれほど集中できたか。」
にかかっている。

board

美しいボードを前に心が昂る


私が引いた国はドイツ。論理的かつ、勇壮な戦略を好むfukuiに最もふさわしい国家と言えよう。さて、ゲームを始めるまえに、Jobweb社の事業部長としていっておかねばならぬことがある。

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ソウルビレッジフィロソフィア:プロジェクトデザイン学部 第一回

091020_205925_M-225x30010月20日(火) ジョブウェブキャリアメールマガジンでも告知した、ソウルビレッジフィロソフィアに参加してきました。

講師は古田秘馬氏。丸の内朝大学八ヶ岳地域活性プロジェクト、楽園ゴルフなど、様々なプロジェクトを仕掛け、実現するプロフェッショナル・プロデューサー。終了後の懇親会で伺った話では、現在も30~40ぐらいのプ ロジェクトを抱えていらっしゃるそうです。通常、それぐらいのプロジェクトを抱えてしまうと、パンクしてしまったり、中途半端なプロジェクトになりがちで すが、古田氏のこれまでの活動を見ていると、ことごとくプロジェクトをきっちりローンチしていらっしゃるような気がして、その秘密を学ぶための参加でもあ りました。

全8回/58,000円 というコースですが、初回の感想としては値段以上の価値があると感じました。以下に、講座の様子と参加のレポートを書きます。(有料の講座なので、エッセンスだけ抽出してお伝え致します。)

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正直革命:友人の結婚式に寄せて

正直革命って僕の好きな言葉だ。もともとは10年ぐらい前にkojiさんの友人のtanaeさんが、名付けた言葉だと思うけど、それからシェイクの森田会長とかも使い出して、割と知っている人は知っている言葉になったと思う。

正直革命という言葉を使うときは次のような文脈で使われる。

入社して3年目。若手のホープとして活躍するようになったし、給料もあがった。しかし、なんとなく仕事にやりがいや面白みを感じない。「僕(わた し)のやりたかったことって本当にこれでいいのかしら?」と気付き、本当にやりたいことを探しに、会社を辞めたり、留学したり、転職したりする…。

まぁ、こんな感じ。
本当に自分自身の気持ちに正直になった結果、本当に自分が求めていたことに気づき、旅立つことをいう。

実際3年目っていうのは、節目の年といわれる。プレイヤーとしては、ある程度力をつけてきて、頼りになる存在となっている。(同時に上司に物足りな さも感じ始める。)びっくりするぐらい多くの人がやめる。それも、会社に対してそんなに不満のない人が辞めたりする。そのカラクリはこうだ。


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自己紹介
プロジェクトデザイナー。富山県在住。人と組織の問題に興味があります。小説の原稿の断片、日々感じる社会や経済に関する疑問、書評を徒然なるままに。

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