fukuidayo

人と組織と、fukui's blog

32歳にして会社を辞め、小説家になることを志し、食うために起業したある男のblogです。

独立

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今日よりも良い明日を生きるための5つのオプション

下記は国税庁の民間給与実態統計調査から拾ってきたデータだ。

民間の平均給与額

このデータによると、1998年のピーク時を境に民間の平均給与額は下がり続けている。
2010年のサラリーマンの平均給与は1989年の水準を下回った。
収入という観点で見ると20年以上前に時代は退化している。

この期間労働力人口は一貫して増え続けているとか、非正規雇用者の割合が増え続けているとか、高給取りの方が無事退職し、若手の給与は伸び悩んでいるとか、うつに悩む人が増えているとか、そういう個別の議論は本題ではないのでやめておく。

企業が人件費という名のコストを削減するのは当然なので、非難するつもりはない。
国の政策を嘆いてみても、政治家を選んだのは僕達国民ひとりひとりであり、改革するには時間がかかる。

しかしながら、この減少する給与と、その一方で増え続ける税・社会保障負担が社会の閉塞感を生み出す一因となっていることは間違い無いと思う。

今日よりもよい明日が生まれる確信があれば、人は活き活きと生きることができるけれど、
明日が今日よりも悪くなるという思いが心と体を満たしていたら、どうしても気分は塞ぐ。

大都市であれ、地方であれ、「明日が今日よりも良くなる。」という確信が持てない。という意味では似通っている。

与えられたルールの中で、自分の人生の最適解を求めるしかない普通の人が、
今日よりも良い明日を送るために選びうるオプションは大きく5つに分けられる。

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13

小さな起業:本当の意味で役立った3つの視点

ハイパワー・マーケティング 先日書いた記事では、生きていくため、自己実現をしていくための小さな起業について触れた。まぁ、ぶっちゃけ大きな起業をしていない僕はそれ以外書けないのだけれど。

とはいえ、こんなことを書き続けているからか、おかげさまで月に1回ぐらいは富山・東京問わず、起業・独立の相談が来る。相談がきた時に、「もしまだ読んでいなかったら絶対読んで!」といって紹介するのが、

ジェイ・エイブラハムのハイパワー・マーケティングだ。

ジェイ・エイブラハムといえば全米No.1といっていいカリスママーケッターなわけだけれど、小さな起業をするときに参考になるアイディアがこの一冊に山ほど盛り込まれている。

多くの有名な日本人マーケッターのネタ本となった、この本。
ダイレクトメールの書き方などは、日本で部分的に取り上げられ、一世を風靡したけれど、小さな起業をはじめた人にもっともっと重要な視点が盛り込まれているので、それを紹介したい。

それが、卓越の戦略だ。

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12

地方での起業。誰にでも出来る起業。

minoru活動の拠点を富山に移してから、僕の重要なテーマのひとつに、

「地方での起業。誰にでも出来る起業。」

が加わりました。
起業には大きな起業小さな起業があると思っています。

大きな起業というのは、広く大きくお金を集め、短期間で急成長を志す起業。
小さな起業というのは、会社に頼りきりだった、収入と支出(税金や社会保障)を自分でコントロールするための起業。

市場が小さく、周囲の信用・信頼がものをいう、地方での起業を考える場合、
まずは小さな起業を成功させ、時間をかけてゆっくりと事業を成長させていくのがいいのだろうな~と、思います。

というか、大都市・地方問わず、世の中の99%の起業は生きていくため、自己実現をするための、小さな起業だと思うし、それで構わないと思います。

さて、本題。

そんな小さな起業の秘密を探るため。
そして、地方で起業する人を増やし、事業の新陳代謝を加速させ、地方を活性化させるために、
富山のLiTa Clubで、僕がコーディネーターの一人となって、「富山で独立・起業セミナー」を毎月1回開催しています。

毎回、起業1年前後ぐらいの人に、「起業してぶっちゃけどう?」ということを赤裸々に聞いていくこの企画。
「既に成功した起業家」というわけでもないから、親近感も湧くし、学ぶところも多いです。

既に、17回めとなった、8月10日の回でお呼びしたのは、
名前詩人 西田 実氏

リクルート、リクルートコスモス時代のエリートサラリーマン時代を経て、複数のベンチャー起業の成長に貢献。
働き過ぎが祟ったのか、アルコール依存症と躁鬱病を発症。

療養のため富山に戻り、3年半。
自分自身の心の治療のために学び始めた、「書」「うつのカウンセリング技術」が西田さんの第二の人生のきっかけとなりました。

最初の1年半は、「生きる意味を綴る詩」を書き、売ることで
月の売上が2万円(持ち出しのほうが多い状態)だったそうですが、

真剣に独立され、事業として取り組み始めてから、1年。現段階では、
売上が60万円/月まで伸びているそうです。

もちろん、現在の事業でこれ以上の売上を実現するのは難しい面もありますが、今後別事業の構想も含め、
250万円/月の売上を描くところまではきているとのこと。

250万円の月商を達成したら、年商3,000万円です。

ほとんど固定費がかからない状態で、自分と数名のアルバイトスタッフで回せるとしたら、これは本当に立派な事業ですし、その後の展開もおおいに考えられます。

そんな西田さんが、独立されてから意識して取り組んでこられたことのポイントを、
僕なりに下記の7つにまとめてみました。

1)家族の理解
2)2万円×5倍×5倍
3)質と量 ~圧倒的な行動量が質を高める~
4)がら空きのポジションで勝負する
5)メディア活用による無料PR
6)無料で配る
7)顧客の笑顔を実現する

以下、詳しく紹介したいと思います。 
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自己紹介
プロジェクトデザイナー。富山県在住。人と組織の問題に興味があります。小説の原稿の断片、日々感じる社会や経済に関する疑問、書評を徒然なるままに。

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