今の日本の混迷状況を明治維新に例える人は結構多いような気がするね。
まぁ、ぼくもその例えはあながち間違いじゃないとも思う。

ただ、「龍馬伝」などを見ていると勘違いしそうになるけれど、明治維新は基本的に士族という文武に時間を割くことが出来た特権階級による革命。上士と下士の間に超えられない壁があり、その下に地下浪人がいる。地下浪人は農民以下。という表現が出てくるが、これは逆に考えると、農民や商人よりは身分が上であることが暗黙の了解であるが故に使える表現でもある。

それはともかく、気になるのは当時の身分も力も無い侍たちがどのようにして機会を得、中央に出ていったのか。という点だ。今の政治や経済の混迷状況を横目にみつつ、無力感に悩まされている人もいるだろう。僕たちはその気になれば、(程度の差こそあれ)文武に割く時間はある。しかし、どのようにその文武を活かしていけばいいのか、その道が見えているとは言い難い。僕たちは今まさに、身分も力もない侍のような状況に身をおいているのだ。

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まぁ、歴史の専門家ではないので、大変恐縮ながらドラマをもとに考えさせて頂くと3つほど、成功に向けチャンスを得る方法はあるようだ。

  1. 専門分野で力を磨き、権威となる
  2. 私塾を開き、影響力を得る
  3. 意見書を書き、権威者に目をとめてもらう。

こんなところかな。と思う。
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