日本はもうダメだから、海外に行け。というのはよく聞く話だけど、まぁ、そういう主張もナンセンスだし、大体僕自身が留学も海外勤務の経験もないものだから説得力がないのです。

とはいえ、最近仕事で資料をまとめていて、地方で働くドメ男はドメ男なりに、いろいろ思うところもあるので、ひとつ作成したグラフを紹介したいと思います。


新興国のGDPシェア推移

GDP

資料:IMF Gross domestic product, current prices U.S. dollarsより作成
2015-2024の期間はIMFによる2009-2014の平均成長率予測に基づき試算



中国が10数年後にはアメリカを抜いて世界第一位の経済大国になるというのはよく聞く話ですが、世界を日米欧などの先進国と、アジアやアフリカなどの新興市場に分けてGDPのシェアを比較してみた場合、2024年には新興国のシェアが先進国のシェアを上回ることが見て取れます。(2015~2024年のシェアは、IMFが予測している2009-2014の期間の平均成長率で市場が伸びると想定し、作成しました。)

市場の伸びの大半を稼ぎ出すのが、中国及びインドになると思うのですが、これらの国が世界経済を牽引し、その市場の伸びに対応出来た先進各国の企業が、そのおこぼれを預かるような状況になるのでしょう。

これからは海外市場を見据えて行動した企業が甘い果実を得、それらの企業群にサービスを提供する企業が残りの果実を得、どちらも出来ない企業はゆっくりと息の根を止められていく、という未来がなんとなく見えてくるようです。

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