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人と組織と、fukui's blog

32歳にして会社を辞め、小説家になることを志し、食うために起業したある男のblogです。

学生

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就職せずに起業して、成功するために必要なこと その3


関連エントリはこちら
就職せずに起業して、成功するために必要なこと その1
就職せずに起業して、成功するために必要なこと その2
就職せずに起業して、成功するために必要なこと その3
就職せずに起業して、成功するために必要なこと その4(仮)

前回のまとめになりますが、学生時代に起業し、成功した経営者にはいくつかの特徴があります。今回は、「起業し、成功するために必要な力」について考察していきたいと思いますが、その前に、前回の振り返りをしたいと思います。


■学生時代に起業し、成功した人の共通項

前回のエントリでは、学生時代に起業して成功した人の共通項として下記の3つを挙げました。
  1. 事前にビジネスの修行をし、勝算を持って起業する
  2. 自分が持っているリソースを活用する
  3. お金を稼ぐために起業する
どれも当たり前のことのように思われますが、3の条件に関しては、意外と見落としがちな視点ではないかな。と思います。お金を稼ぐことを念頭においてないと、「立派なことは謳っているけど、回っていないNPOやベンチャー」になりがちです。そういう会社はいつしか人が離れ、潰れてしまいます。

何かビジョンを実現しようと思ったら、ビジョンに向けて車を動かすためのガソリン(=お金)がどうしても必要になるのです。

一方で、「稼ぐ」ということだけを目的にしていると、事業が小さなままで終り、大きい事業に育たなくなることも多いのでしょう。人材が集まらなかったり、あるいはすぐに離れていってしまったり、商品・サービスの質が低下してしまったり。そこで初めて、ビジョンを描くことや、クレドをまとめることなどが必要になってくるのだと思います。

学生時代に起業する。ということは不利でもありますが、(大学で優秀な)人材が集めやすかったり、メディアに注目されたり、年輩の経営者が支援してくれたり。というアドバンテージも得られます。このアドバンテージがえられている間に、一気に稼げる状態をつくり、その後、事業を転換・拡大する。というしたたかさが学生起業家には必要とされているのだと思います。

さて、本日はもう2つほど、共通項を挙げたいと思います。

4. 小資本で実行できるビジネスを手がける

5. 外部環境の変化を利用し、先人がいない分野で勝負する

です。

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就職せずに起業して、成功するために必要なこと その2


関連エントリはこちら
就職せずに起業して、成功するために必要なこと その1
就職せずに起業して、成功するために必要なこと その2
就職せずに起業して、成功するために必要なこと その3
就職せずに起業して、成功するために必要なこと その4(仮)

さて、今回は学生時代に起業し、成功した人の共通項に関して考えてみたいと思います。


■学生時代に起業し、成功した人たち

たくさんいらっしゃると思うのですが、4人の方をサンプルとして考えてみたいと思います。
  • 江副浩正氏:リクルート創業(1960年:大学新聞広告社として)
  • 孫正義:ソフトバンク創業(1980年:ユニソン・ワールドとして)
  • 堀江貴文:ライブドア創業(1996年:オン・ザ・エッヂとして)
  • 内藤裕紀:ドリコム創業(2001年:有限会社ドリコムとして)
4名の共通点は学生時代に起業していること。株式上場しているか、できるだけの財務基盤を持っている(持っていた)こと(リクルートは何度か上場の噂があったが、未上場)です。

また、本来であれば南部靖之氏:パソナ創業(1976年:テンポラリーセンターとして)も70年代に創業した経営者の代表として入れるべきだと考えますが、僕が南部氏の創業時の話などを詳しく知る機会がなかったため、割愛させて頂きました。笠原健治氏:ミクシィ創業(1999年:イーマキュリーとして)も候補にすべきですが、堀江氏と同時期であることと、東大出身の方が多くなるので今回は取り上げないことにしました。

前回のエントリで述べたようなリクルート、コンサルティング・ファーム、ベンチャーで1~2年経験を経て起業する隠れ新卒起業家の方々は本当にたくさんいらっしゃるので、取り上げたいところですが、今回は断念します。
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就職せずに起業して、成功するために必要なこと その1


関連エントリはこちら
就職せずに起業して、成功するために必要なこと その1
就職せずに起業して、成功するために必要なこと その2
就職せずに起業して、成功するために必要なこと その3
就職せずに起業して、成功するために必要なこと その4(仮)

Twitterで「中国では就職に失敗すると起業する学生が多いのに、日本では何故そうではないのか。」という発言を目にしました。真偽はともかくとして、就職せずに起業する。という考えは面白いと思います。

新卒に「即戦力」人材がいるのであれば、「即起業」という人材がいてもおかしくないのではないか、そう感じました。そこで、少々乱暴になると思いますが、就職せずに起業し、成功するためにはどうしたらいいのか。に関して考えてみたいと思います。


■まず、最初に

サンフランシスコ郊外のガレージの中で、二人の若者が相談していた。

「会社を作ろうじゃないか」
「でも、借金をして失敗したらどうするんだ?」

アップルの創業者、2人のスティーブこと、スティーブ・ジョブスと、スティーブ・ウォズニアックだった。ジョブスは、起業を躊躇していたウォズニアックに、こう言って説得したといわれている。

その次のひと言で、二人の人生は変わってしまった。

次のひと言をしりたい方は下記へどうぞ。

大石哲之公式ブログ:起業を躊躇する君に~スティーブ・ジョブスの言葉を贈ります。

さて、はじめたいと思います。
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これからの世代は日本に縛られる高所得者にはなってはならないようだ

2ヶ月ほど前の記事のようだが、Twitter経由で今頃知ったのが次の記事です。

やがてくる大増税時代に豊かに生活するために準備すべきこと

極論もありますが、なるほどと思ったところもありますので、気になったところを書きだします。
以前のエントリ(学生時代に学ぶべき学問:衰退の10年を生きる)で、学生時代に学ぶべき学問を 哲学/経済/会計・ファイナンス/語学 としましたが、それと非常にかかわり深いエントリです。

冒頭で紹介した記事によると、新たな時代を生き抜くために意識しておくことは次の通り
  1. 貨幣システムが存在しない生産と消費を心がける(自給自足と物々交換)
  2. 個人で法人を設立し、法人の会計と個人の会計を連結させる
  3. 時間リッチな人と時間プアな人ではお金の価値がまるで違う
  4. 優秀な若者が海外に流出したらすぐに経済がダメになるというのは一部の金持ちのポジショントーク
ちょっと個別に見ていきますね。


ますは、貨幣システムが存在しない生産と消費を心がける。

本来、お金っていうのは、モノの価値を一般化して流通をよくし、分業を促進するための人類の画期的な発明だったと思うのですが、税金が高くなると、モノを作って売るたびに政府に搾取されるので、貨幣でやりとりせず、物々交換するのが良い。ということですね。また、自分で作れるものは自分で作れ。と。


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自己紹介
プロジェクトデザイナー。富山県在住。人と組織の問題に興味があります。小説の原稿の断片、日々感じる社会や経済に関する疑問、書評を徒然なるままに。

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