前回のエントリはこちら
学生時代に学ぶべき学問:衰退の10年を生きる その1

昨日に引き続き、学生時代に学ぶべき学問に関して考察していきたいと思います。学ぶべき学問として3つ目に挙げたのは、会計/ファイナンスです。あまり当たり前のことばかり述べていてもつまらないので、僕自身の感想を率直に述べてみたいと思います。


3.会計/ファイナンス

会計/ファイナンスの必要性については今更述べるまでもないと思うのですが、僕なりの視点からその必要性が年々高まっていることを示したいと思います。かつて、僕のブログで紹介したグラフ(平成19年度版 法人企業統計調査より作成 縦軸の単位は億円)で恐縮なのですが、下記をご覧ください。

付加価値分配の変化

リーマンショックが起こる前、2007年までの企業の経常利益と従業員給与を示したグラフです。このグラフによると、
  • 金融危機前の10年間で、企業の経常利益は28兆円から53兆円(+25兆円)に増加
  • 一方、従業員給与は147兆円から125兆円(-22兆円)に減少
となっています。この期間、雇用形態は変われども労働者の数はゆっくりと増えています(※過去のエントリをご覧ください。)から、一人当たりの労働所得は長期低下傾向にあることが見てとれます。2009年以降、この傾向はより顕著になっていることでしょう。

このグラフから見てとれるのは、
続きを読む »