fukuidayo

人と組織と、fukui's blog

32歳にして会社を辞め、小説家になることを志し、食うために起業したある男のblogです。

ボードゲーム

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fukui的遊戯:キャッシュフロー202をやってみた。

クリスマスだというのに、ディプロマシー仲間のアイスマン氏に誘われて、富山キャッシュフローゲーム会に参加してきました。

今回チャレンジするゲームはキャッシュフロー202。金持ち父さん貧乏父さんの作者が作成したフィナンシャル・リテラシーを学ぶゲームの上級版です。

僕は入門編のキャッシュ・フロー101は保有しているのですが、202ははじめてです。株式取引にプット、コールの両オプションが加わり、空売りも出来るようになってます。不動産取引にもオプションが加わってます。

現実のビジネスで鍛えた僕に取っては、「お金」に関するゲームで勝利することなど、造作もないこと(のハズ)。なんといっても、僕は企業向けの研修やゲームの作者でもあるのです。初心者ではありますが、主催者を差し置いて優勝するつもりで取り組みます。


キャッシュフロー 101 (日本語版)キャッシュフロー 101 (日本語版)
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※入門編。1万円もしましたが、研究もかねて以前購入しました。多分、クリスマスや正月休みに家族で遊ぶとお金の勉強にもなっていい感じです。

キャッシュフロー 202 (日本語版)キャッシュフロー 202 (日本語版)
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※今回取り組んだゲーム。プレイの感想は後ほど詳しく述べたいと思いますが、101に比べるとゲーム性も増し、断然面白かったですね。

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人も組織も、自己変革の連続ですね。

先日、「ゲームで学ぶ、企業経営」というセミナーを開催しました。
経営者や、その予備軍の方の参加も多く、僕自身大変刺激になりました。

よく設計されたビジネス・シミュレーションゲームは、個人の性格を色濃く反映するものですが、今回利用した「THE・商社」でも(手前味噌ながら)その傾向は結構出ていたように思います。

動くタイプか、考えるタイプか


ビジネスゲームを行うと、行動が得意なタイプ戦略が得意なタイプ2種類に分かれることが多いです(もちろん、強いひとは両方できますけどね)。チェスや将棋などは考えることが得意なタイプが勝つものですが、今回利用した「THE・商社」は交渉(営業)やチーム内での意思統一も重要になってくるので、必ずしも考えることが得意なタイプが有利になるとは限りません。

最初に美しい戦略を立てても、思ったように交渉したりチームをまとめたりできないと序盤に十分な資源が得られず、戦略が崩壊するというケースが結構あります。頭脳もお金も集めたが失敗した、という組織は決断力と行動力に乏しいケースが多いように思います。(そういう組織って多いんじゃないでしょうか。)

特に序盤から中盤にかけては、巧みに交渉をまとめる行動タイプが強かったりします。しかし、その後は戦略を上手く形にしたチームが勝つ傾向が強いです。

現実社会もこのようなケースっておおいにあって、社長一人で作り出せる売上は2億まで。みたいな経験則がまことしやかに語られたりしますが、行動と思考のバランスをチームで巧みにとっていくことが成功には必要なのだろうと思います。(もちろん、事業構造の違いによって、社長一人で作り出せる売上の上限は2億になったり10億になったりはしますけれど。)

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チェス~古代戦場の息吹~

最近、急にチェスにハマりだした。なんとなく駒の動かし方は知っていたものの、

「とった駒が使えないから将棋よりも面白味に欠ける」

とか

「人間のチャンピオンもいまやコンピューターに負ける時代だぜ」

とか、勝手に思い込んで20年以上もの間、駒すら触らなかった。
そんな僕が、すっかりハマってしまった。

何故、今更チェスにハマってしまったのか。それは、僕をチェスに誘った友人を、素人の僕が2連続で叩きのめしたから。とか、そんな理由ではけしてない。僕はそんなケツの穴の小さな男ではない。

でも、大事なことなので、もう一度言う。僕は、素人でありながら、自信たっぷりに僕をチェスに誘う友人を2タテしたのである!

さて、前置きが長くなってしまったけれど、僕が感じたチェスの魅力を(素人目線で)語りたいと思う。
チェス、それは古代の戦場の息吹が聞こえてくるゲーム

そして、チェスに強くなることは人生、そしてビジネスという現実のゲームを強く生きるためにもきっと役立つことだろう。

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ボードゲームで学ぶ、企業経営

みなさんこんにちは。「大切なことは全部ゲームが教えてくれた」fukuiと申します。
楽しみながら大人同士の交流を深め、ビジネスについて学ぶ場として、月に一回「ボードゲームで学ぶ、○○」シリーズを開催しております。

シリーズ第二弾として、6月5日(土)13:30より、ボードゲームで学ぶ、企業経営を実施しますので、興味のある方、土曜の午後を知的に楽しみたい方は是非ご参加ください。


■今回用いるのはこんなゲーム


さて、私は5年ほど企業の採用活動や研修で用いられる様々なケーススタディーやビジネスゲームの作成に取り組んでまいりました。(コンテンツのつくり方に関して、ちょっとしたコラムを書いたりもしています。)今回用いるのは、そのとき作成した企業向けの研修ゲーム「THE・総合商社」です。


チームの特徴

このゲームはチーム戦です。1チームあたり4~6人でグループを組み、それぞれ特徴のある商社を受け持ちます。商社の特徴は全部で7種類。政府とのつながりが強く資金面で優遇される「政商」、潤沢なエネルギー資源を確保している「オイル・マネー」、技術面での投資に定評のある「目利き」など。自チームが受け持つ、商社の特徴(内部環境)をいち早く理解し、それを活かした戦略を描くのが勝利に向けたひとつのキーになります。


ビジネスを成立させることで、新たなビジネスチャンスを掴む

各チームにはビジネスのネタとなる「ビジネスカード」とビジネスを成立させるために必要な様々な「資源カード」そして、若干の資金が配られます。ビジネスを成立させるためには、これらのカードや資金を効果的に集める必要が出てきます。そして、これらのカードや資金は「他チームとの交渉」か「ビジネスを成功させる」ことでしか得られません。知らず知らずのうちに、様々な交渉技術が駆使されるようになります。取引先とのwin-winを実現するスキームをいかに描くか。それがこのゲームのポイントです。


shosha1

 

shosha2

 

 

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自己紹介
プロジェクトデザイナー。富山県在住。人と組織の問題に興味があります。小説の原稿の断片、日々感じる社会や経済に関する疑問、書評を徒然なるままに。

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