fukuidayo

人と組織と、fukui's blog

32歳にして会社を辞め、小説家になることを志し、食うために起業したある男のblogです。

ディプロマシー

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5月1日 ボードゲームで学ぶ経営戦略セミナーを開催します!!

こんにちは、fukuiです。いつもblogご覧頂きありがとうございます。以前blogでも少し告知させて頂いた「ボードゲーム(ディプロマシー)で学ぶ経営戦略」を、5月1日 14:00より富山のポエシア・ブランカにて開催いたします。久しぶりの講師業なのでドキドキしていますが、ゲームの力も借りつつ、楽しく熱く互いに学べればと思っています。(富山以外にお住まいの方、無用なエントリになってしまってすいません。)

・経営戦略について(楽しく)学びたい人
・学ぶだけでなく、実践してみて使えるかどうか試したい人
・ゲーム終了後はノーサイドの精神を発揮して、互いを讃えあえる人

そんな皆さん、是非ご参加ください。
もちろん、ボードゲームやディプロマシーの経験が無い方も大歓迎です!

終了は17:30を予定していますが、その後同会場でTwitter交流会も開催しますので、お時間に余裕のある方はそちらも是非ご参加ください。

board

美しいゲーム盤は見るだけでわくわくします。


■セミナーで用いる、ディプロマシーってこんなゲーム

ディプロマシーは50年の歴史を持つボードゲームの傑作。モノポリーリスクと並んで、愛好家が大変多いゲームです。

7人のプレイヤーが第一次世界大戦前の緊張した関係にあるヨーロッパ列強7ヶ国をそれぞれ担当し、ヨーロッパの覇権を巡って争います。 diplomacy(外交)という単語が示す通り、「外交」すなわちプレイヤー同士の取り引きや同盟が中核を成しており、「いかにして他のプレイヤーの助けを得るか」「どのタイミングで他のプレイヤーを攻めるか」といった駆け引きと策略、交渉力が問われます。

第一次世界大戦を舞台にした このボードゲームの特徴はなんといっても、『最初の国決めの時以外、運の要素は一切無い』という、ハードボイルドなゲーム内容にあります。テクノロジーとか、ユニット毎の強さの違いみたいなものもなく、戦いは純粋に「地政学上の優位性と交渉力を活かして、戦力をどれほど集中できたか。」にかかっています。

ゲーム大会当日ははじめての人でも安心して遊べるよう、初心者と経験者をグループ分けします。またルール説明もきちんと行いますので、お気軽に参加ください。

<よろしければご覧ください:ディプロマシー-予習ページ>

ディプロマシーのプレイの様子:つわものどもの夢のあと

ディプロマシー-ゲーム概略・ルールなど

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ゲームで学ぶ経営戦略:ディプロマシー

5月1日に富山にあるポエシア・ブランカにて、ゲームで学ぶ経営戦略:ディプロマシー編なる企画を行うことになりました。そんなわけで今は、交渉ゲームの金字塔と言われるディプロマシーから、経営戦略に応用出来る要素を抽出する作業を行っています。(なんというか、こういう作業が僕は心の底から好きなんですよね。)

第一次世界大戦を舞台にした このボードゲームの特徴はなんといっても、『最初の国決めの時以外、運の要素は一切無い』という、ハードボイルドなゲーム内容にあります。テクノロジーとか、ユニット毎の強さの違いみたいなものもなく、戦いは純粋に「地政学上の優位性と交渉力を活かして、戦力をどれほど集中できたか。」にかかっています。(実際のプレイの様子をご覧に知りたい方はこちらをご覧ください。)

せっかくなので、ディプロマシーを通じて理解する戦略の基本を少しご紹介したいと思います。


■事業戦略の大原則
戦いの上では一般に、
  • 分散したら、負ける
  • 中間的なのも、負ける
  • 同じことをすれば、小さいほう・遅いほうが負ける
故に戦略とは、
  • 捨てること
  • 差別化すること
  • 速くやること  の、3点に尽きる。

これは、僕が尊敬している戦略コンサルタントであり、教育者の三谷宏治氏の言葉です。この言葉は戦略の本質を鋭く、かつ簡潔に言い表しています。

戦いで圧倒的な強さを誇りユーラシア大陸を制したチンギス・ハン。そして、ヨーロッパを制したナポレオン。彼らはいずれも他国に勝る高機動部隊を作り上げ、敵を分断し、戦力を一点に集中し、連戦連勝を続けました。スケールは違いますが、織田信長のいくつかの戦いにも、彼らの用兵の片鱗が見て取れます。(参考:ビジネス上の競争を優位に進める「高機動」

戦力を集中し、敵を分断し、各個撃破する。これは、必勝の戦術です。戦略は、この必勝の戦術を実現するために、周囲の状況を整えることにその原則があります。周囲と粘り強く交渉し、資源を配分し、絶対に勝てる状況を作り上げる。これが戦略であり、その指針となるのが、捨てること/差別化すること/速くやること なのです。

※余談ですが、必勝の体制を整えて織田家との戦に臨んだ今川義元が織田信長の乾坤一擲の用兵にやられたのは皮肉でした。こういった戦術面での勝利が戦略面での勝利を覆す例はその逆に比べ、極少数です。信長にしてもわずかに残された戦術上の勝利で戦略上の勝利を拾う方法しか残されていなかったが故に神頼みをしたのでしょう。雨が降ることを予測していたといいますが、もし降らなかったら、歴史は変わっていたかもしれません。

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レポート)ビジネスゲーム大会~Gachinko!~ つわものどもの夢のあと…

10月24日。土曜日にもかかわらず、ジョブウェブ会議室にはfukuiの呼びかけに応じ、7名の戦士が集まった。そう、今日は己の頭脳と交渉力の限りを尽くす、ビジネスゲーム大会~Gachinko!~の日。その仁義なき戦いの一部始終を報告したい。

■本日のお題:ディプロマシー


交渉ゲームの金字塔といわれるディプロマシー。20世紀を代表するこの偉大なボードゲームの舞台は第一次世界大戦。権謀術数渦巻く欧州で、軍事力による覇権を握ることがこのゲームの目的だ。

つい先日のエントリで、「軍事力が外交上のパワーとなる時代も終わるんじゃないか」ばりの殊勝なことを述べたfukuiではあるが、なんといっても舞台は野蛮極まりない20世紀初頭。ビジョンといえば、大砲の数。経済といえば攻め取った植民地の数という時代だ。平和主義者の私は本来であれば、このような野蛮な時代のゲームなどやりたくもないのだが、

「それでも、勝たねばならない時もある!!」
このゲームの特徴はなんといっても、『最初の国決めの時以外、運の要素は一切無い』という、ハードボイルドなゲーム内容にある。テクノロジーとか、ユニット毎の強さの違いみたいなものもなく、戦いは純粋に

「外交と地政学上の優位性を活かして、戦力をどれほど集中できたか。」
にかかっている。

board

美しいボードを前に心が昂る


私が引いた国はドイツ。論理的かつ、勇壮な戦略を好むfukuiに最もふさわしい国家と言えよう。さて、ゲームを始めるまえに、Jobweb社の事業部長としていっておかねばならぬことがある。

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自己紹介
プロジェクトデザイナー。富山県在住。人と組織の問題に興味があります。小説の原稿の断片、日々感じる社会や経済に関する疑問、書評を徒然なるままに。

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