fukuidayo

人と組織と、fukui's blog

32歳にして会社を辞め、小説家になることを志し、食うために起業したある男のblogです。

アフィリエイト

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京都にて:90のサイトを運営する男の話。

1週間の出張が終わり、ようやく富山に戻ってきた。
苔と油とカードゲームを行商して、全国を行脚した訳だけれど、何件かまとまった商談もあり、とても有意義な1週間だった。

最終日は京都。
正午に近い時刻、照りつける太陽が山に囲まれた京都の地を灼きつけ、気温は37度。今年一番の猛暑らしい。
僕は京都駅の改札を出て、目当ての友人を探す。

彼はすぐに見つかり、手をあげて僕に合図をおくる。
Tシャツにハーフパンツ。商談をするにはふさわしくない格好で、日焼けした彼はまるで「これからサーフィンに行くんだぜ。」と主張しているかのようだ。

「変わらないね。」
と、お決まりの台詞を互いに述べ合い、僕たちは歩き出す。

「とりあえず、ビールを飲もう。」
「いいね。」


僕が述べ、彼が答える。
並んで少しだけ歩き、駅近くの適当な喫茶店に入る。

「午後は仕事は大丈夫?」
「あることはあるけど、いま外部に発注している商品が出来るまでは、オフィスでサイトを更新するだけだから。」


ビールが届き、再会を祝して軽く乾杯する。
それにしても、彼は自分のサイトなんて持っていただろうか?
不思議に思い、僕は聞く。

「ブログとか書いてたっけ?僕、全然知らなかったんだけど。」
「いや、ブログは書いてない。持ってるのはアフィリエイト用のサイト。今は90サイトほど運用してる。定期的に新しいサイトを作らないといけないから。」

90!

僕は軽く驚きの声をあげる。多くのサイトを運営し、アフィリエイトで稼いでいる人の存在は知っていたものの、身近にそういう人がいるとやはり新鮮に感じる。これは詳しく聞かねばなるまい。

「それでいくらぐらい儲かるの?」
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ブログで収入を得ることって可能?4ヶ月間の実践記録

Blogを通じて○○円の副収入を得ました。と公開するのは100害あって1利なし。と、ある本に書いてありました。まぁ、その通りなんだろうと思います。不必要な妬みをかう可能性もありますし、あらぬ疑いをかけられることもあります。

しかし、僕もBlogを書き始めて4カ月。その間、いろいろな善意の方にお世話になったので、感謝の意味を込めてこの4カ月の挑戦の結果をまとめてみたいと思います。


■実際にBlogで収入を得ることって可能なんだろうか。

1月1日のブログを今読み返すとめちゃくちゃ恥ずかしいのですが、当時の決意みたいなことを書いてます…。自分の創造力を文章で表現します。とか、必要とされている学び方をまとめ、伝えていきます。とか。よく、自己啓発本には自分のミッションステートメントを書くと実現する。みたいなことが書いてありますので、書くだけだったらタダだと思って書いてみたのだと思います。

ちょうどその頃、経済学101という有名ブログを運営されている青木理音さんにTwitterやblogを通じていろいろ教えてもらいました。肝は、とにかくテーマを決めて定期的に書くこと経済学101:どうやって毎日ブログを更新するか)だと教わったので、とりあえず毎日ブログを書いてみることにしたわけです。

その結果が次のグラフ。

income


1月に3万弱だったPVは、4月に20万強となりました。4カ月間で8倍に成長した計算になります。また、blogを開始した当初からエントリを書くのに役立った本や参考になった本をAmazonアフィリエイトの機能を活用して紹介していたのですが、Amazonアフィリエイトの収入は、実に31倍になりました。

1月のアフィリエイト収入が1,000円弱だったので、2月には2,000円、3月には4,000円、4月には8,000円ぐらいにしたいな。と紙に書いていたのですが、それをみた友人や後輩からは「いやー相変わらずfukuiさんって馬鹿だなー。アハアハ」みたいな感じで笑われていたことを思い出します。



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業務報告: 2月の振り返りと今後の目標

2月も終りましたので、fukui's blog の振り返りをしたいと思います。例によって、データをがつっと公開しますので、blogを書かれている方、これから書こうとされている方は、何かの参考にして頂ければと思います。(pv等のデータはGoogleAnalyticsとほぼ同じ値が記録されるLivedoorBlogのアクセスデータを利用しています。)

■状況報告:概要

data

なんとか及第点を突破、という感じです。先月のblogの手応えから、PV、Accessともに120%増は達成出来るのではないかと思っていたのですが、ぎりぎり達成しました。ご覧頂いた皆様、ありがとうございました。

Googleリーダーへの登録者数に関しては密かに100人増を目指していたのですが、86人増にとどまりました。なかなか定期的に閲覧してくれる人を増やすのは難しいと感じている次第です。

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業務報告: 1月の振り返りと今後の目標

月初めなので、Blogの運営に関して先月の振り返りと今後の目標を記したいと思います。


まず、はじめに…。Blogの執筆を通じて僕が実現したいこと


根本的な思いとして、個々人が持つクリエイティビティが活かされ、評価される社会を創りたい。と思っています。人と組織に関するコンサルティングを生業としていたときに感じたことが、個々人の創造性を潰してしまう会社が考えていた以上に多い。ということでした。

組織の中で活躍出来る人もいれば、活躍できない人もいます。自分に合う環境を手に入れることが出来るかどうかで、短い人生の幸せは大部分決定してしまうと思うのですが、現在の日本の価値観はまだまだ組織で働くことが普通というものだと思います。

しかし、この価値観はすぐに崩壊します。日本は常にアメリカの20年後を追って生きてきました。日本のメーカーが「日本的経営」で成功する20年前には、アメリカの優良メーカーの多くが「日本的経営」を実践していたのです。

組織に雇われず、個人事業主として、あるいは個人で法人をつくって働く人たちのことをフリーエージェントと呼びます。現在、アメリカではフリーエージェントとして働く層が3300万人、労働力人口の23.5%を占めています。一方、日本のフリーエージェント人口は370万人、労働力人口の5.5%に過ぎません。

アメリカでフリーエージェントが増えているのには理由があります。知識労働以外の労働が海外やIT技術に非常に早いスピードで代替されるようになってきたからです。糧を得る源泉として、知識労働が求められるようになり、その多くが個人でも実現できる社会になったからです。(正確には、複数のプロが集まって一時的なプロジェクトチームを作る動きが多くなっているように感じます。)

創造性を必要とする仕事の多くは時間で価値を測りにくく、個々人によって創造性が刺激される環境も異なります。個々人の生産性を最大限に高め、そこから得られる果実をしっかり自分のものにする場合には、フリーエージェントという働き方が合理的であるケースも多くなってきたのです。

まぁ、難しく書きましたが、ものすごく単純に言うと、時間や空間に囚われずパソコン一台で仕事して、充実した人生を送っている人を増やしたい。ということです。たぶん、組織には恵まれなかったけれど、個人で仕事をしたらすごく成功するって人、結構いると思うんですよね。



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自己紹介
プロジェクトデザイナー。富山県在住。人と組織の問題に興味があります。小説の原稿の断片、日々感じる社会や経済に関する疑問、書評を徒然なるままに。

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