余りにもサッカー日本代表が素晴らしすぎたので、ついブログの更新が滞ってしまった。まったくもって面目ない。でも4年に1度だから、しょうがないよね。とも思う。ここ暫くは仕事や学業も手につかない人が多いんじゃないだろうか。

だが、それがいい。

日本代表は素晴らしい試合をした。脚本・演出:岡田武史、出演:日本イレブンで演じた壮大なスペクタクルは今日で第一幕が終了し、多くの観客がスタンディング・オベーションをおくっている。僕もその一人だ。

結果をもとにあれこれ言うことは出来る。
しかし、そんなことに意味がないことはほとんどの人が分かっていることだ。

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今回の日本代表の戦い振りは実に「日本的」だった。
世界を驚かすときの日本の型だ。
そういう意味で、歴史的な戦いだったと思う。

周囲に侮られ(忘れられ)、国内に悲観論が漂い、ほとんど唯一当事者達だけが信念を持って取り組み、脳漿を絞り尽くすまで考え、薄氷の勝利を得る。それは歴史が生み出した、日本的な勝利の型なのだろう。

懸命に走り、それ故に疲労からプレイの精度を失い勝利を失う。
そんな見慣れた日本代表の姿は今回の大会にはなかった。
体格や技術の差を戦術で補い、詰将棋のようなサッカーで勝利を手にする。
僅かな異能が異質なプレイを演じ、貴重な戦術面での勝利を手に入れる。
実に「日本的」だ。

そして、そういう懸命な、賢明なプレイを僕はとても好きで愛しているのだ。

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パラグアイに負けたのは残念だったけれど、観た人すべてが感じたようにそこに慢心はなかった。
唯一あったのは、おそらく力の差なのだろうと思う。

力の差はJリーグが出来てからの20年間で急速に埋めてきた。
しかしパラグアイは20年前からベスト16の常連なわけで、その僅かの差が最後に出たように思う。
これから打たれるであろう、戦略的な手のひとつひとつが、わずかに横たわる溝を埋めてくれることを願ってやまない。

願わくば、生きている間にベスト8、そしてその先に進む日本代表の姿を見れんことを。