僕が購読している有料メールマガジンのひとつに、日垣隆さんのガッキィファイターがあります。有料メールマガジンというものには僕はまだまだ懐疑的なのですが、著者のファンクラブのようなものと考えれば、月々1,000円弱の投資というのはありなのかな。と考えたりします。

メールマガジンの適度な転載、引用は自由ということだったので(これは、プロモーションの観点からいえばまったく正しいと思います。)、先日送られてきたメールから、特に印象に残った一節を紹介したいと思います。

まずは自分が安全地帯にいなくては、人を助けられない。自分の生活さえままならないのにNPOで活動する、というのは必ず失敗する。以前、ハワイのプールで潜水していた女の子が溺れ、私が助けたことがある。そのとき、自分の安全の確保をしない限り、人は助けられないと思った。ただ、勇気をもてばいいというわけではないだろう。

不況を脱出させるには、まず自分が人を雇う。外注を出す。それしか経済復興(消費を増やし、付加価値商品を作り世界に向けて妥当な高値で販売し続けてゆくこと)はありえない。就労人口の4.5%が、雇用補助によって雇われている。つまり、実質10%の失業率だ。豊田市の失業率が一番多い。

この一文は僕がずっと抱いていた感覚を端的に表しています。自らの安全を確保した上で、人を雇ったり、新たな仕事を発生させたりしている人は本当に立派だな、と思います。なかなか難しいことではありますが。